『アパートたまゆら』の完結ボタンを押した翌日、カクヨムユーザーでありTwitterで人気の真乃宮さんがまたしても作品を紹介してくださいました。
完結ブーストと合わさって、奇跡が生まれました。
最初のうちはほとんどフォローや応援❤︎の通知のみだったのですが、カクヨムは★を入れていただかないとランキングがびくとも動かない旨を宣伝に添えたところ、かつて体験したことのない数の★が降ってきました。
えっ、これは……、夢…………? と思ってしまうほどのバズりでした。
カクヨムコン読者ランキングで部門ごとの上位3位に入ると、カクヨムのトップページに掲載され、多くのユーザーの目に触れることとなります。
それ以下は、「もっと見る」を押して別ページに飛び、プルダウンで部門を指定してやらないと見られません。
つまり、3位と4位の間にはどうしようもなく巨大な隔たりがあるのです。
去年のカクヨムコン4では、渾身の作『炭酸水と犬』で最高4位止まりでした(短編部門の『ベトナムコーヒーが落ちるまで』は1位を達成したけれど)。
読者選考は通過できたけれど、受賞には箸にも棒にもかからずで終わりました。
でも今回は…… これほどの★をいただいたならもしかして……?? と大きな予感があり、朝型の自分が夜更かしをして日付が変わるのを待ち、ランキングを更新されるのを見届けた瞬間、息を飲みました。
『アパートたまゆら』、1位でした。
しばらく「ちょっ……ちょ……」しか言葉が出てこなくて、とりあえず隣りでお茶を飲んでいた夫とかたい握手をしました。
もともとカクヨムユーザーでいらっしゃった方はもちろん、Twitter経由で作品を知り、わたしの作品に★を投じるためにカクヨムにユーザー登録をしてくださった方もたくさんいらっしゃるようです。
その熱意とお手間が、わたしの悲願を叶えてくださいました。
異世界ファンタジー部門やラブコメ部門じゃない、ただの恋愛部門でも、悪役令嬢とか後宮とか魔王とか巨乳とか出てこないと上位には行けない、行ってはならないのだろうか? タイトルもキャッチコピーも2行に渡るくらい長くなければならないのだろうか?
そんな疑問を、読者様たちと自分の作品が晴らしてくれました。
明日以降のランキングはどうなるかわかりません。
カクヨムコン読者選考用ランキングは「週間」ランキングになっているので、投じていただいた★の影響が反映するのは一週間です。
しかしたった1日でも1位を経験するとしないとでは雲泥の差ですし、読者投票期間が終わって通常版のランキングに戻ってからも★の総数は作品タイトルの横で輝き続け、「累計」ランキングでいつまでも効力を及ぼし続けてくれます。
ちなみに『炭酸水と犬』は11位。
こちらも、また他の作品も読んでくださる方が次々に現れて、熱いレビューやコメントをたくさんいただき、嬉しくて何度も読み返してしまいました(リアクション遅くてすみません。時間と気持ちに余裕のあるとき、丁寧に返したい派なので)。
レビューには「いいね」しかできないシステムなのが歯がゆいですが、Twitterでご紹介させていただいたりします。
今回はたくさんの★が叶えてくれた悲願のお話でしたが、もちろんダイレクトに作者の心に届くコメントや文章レビューはむちゃくちゃありがたく、胸をいっぱいにしながら読ませていただいておりますし、全話に❤︎をくださったり、ご自身のSNSでご紹介くださったり、いろいろな応援の形があると思います。
なんでも、なんでも嬉しいです。
『アパートたまゆら』をきっかけに、わたしの他の作品にも出会ってやっていただけると、さらにさらに喜びます。
カクヨムコン読者投票期間は、2月7日までです!