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とらわれていた言葉

昔、とあるひとの「忙しい忙しいとアピールして周囲をかきくどく未熟な表現者がいる」という文章を読んで、そうなるまいと頑張っていた時期があった。

その頃のわたしは都心の大きな書店で文芸書担当をしており、且つとある文芸同人誌の編集長も務めていて、睡眠時間は平均2〜3時間。1時間の日もザラだった。
それでもその文章を目にしてしまったばっかりに、わたしは「忙しい」という言葉を自分に禁じた。
当時運営していた個人ブログでも、できるだけ楽しそうな、読み手に心配をかけないようなネタばかり書いた。
くたくたに疲れて泥のように眠りたい休日にも、友人たちとの予定を断ることはほとんどなかった。

それから15年ほど経った今、思う。
他人が忙しそうにしていたからって、自分に何の関わりがあるのか。
逆の立場ならば、忙しいひとが無理して忙しくないふりをしているのを見るほうが辛い。
たまたま目にした言葉にずいぶんとらわれていたなあ、と思う次第である。

そんな長い前フリのあとに言います。
……めっちゃ忙しい!
仕事きついし、家庭も回さにゃならん!
あれもこれも書きたいし、手広くやりすぎても手が回らない!
時間がねぇーーーーーーーーーーっ!!!!!

というわけで、『アパートたまゆら』の更新を楽しみにしてくださっている方々には本当に申し訳ないですが、気長にお待ちくださいね。
じきに、「読んでてよかった…」と感じていただける展開になってまいりますので( ˆ ч ˆ )

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