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「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト」について

 
 五句ほど思いついたので投稿しました。

 俳句と言えば中学生の頃、尊敬する国語の先生に俳人・山口誓子さんの『かりかりと 蟷螂蜂の かほをはむ』の俳句を含んだ授業を受けた時があり、まず生き物の残酷さ、リアルな気持ち悪さだけをぼんやり感じていました。

 そして先生に指名され朗読させてもらった時、かりかり、かまきり、かほ、と『か』が続くリズムと統一感に衝撃を受けました。
 次にカリカリという命の躍動をあまり感じない乾いた音が、かえって自然をありのまま表している……的なことを考え。
 先生が笑って「ホントはかまきりじゃなくてトウロウらしいんだけど、私もそっちの読み方の方がいいと思う」みたいなことを言っていました。実際のところはどっちの読みが正解なのかは未だに謎なのです(*'ω'*)

 そんな俳句への出会いの影響か、俳句とは実際に体験したことを【自分の感性のフィルターを通して表すもの】という思いが胸の中に大きくあります。小説はリアリティーさえ読者に感じてもらえればよく出来た想像を文章にしてもよいという自分ルールがありますが、私にとっての俳句はそこを破れません。

 大成した小説家や俳人に共通しているのは、作品に生かせそうな体験を多く得られたからではなく、体験を作品に昇華できる感性に優れていたからではないかなあと、久しぶりに俳句を詠んでみて思いました(*'ω'*)

5件のコメント

  • コメント失礼致します。
    大事なことに気付かせて頂いたので、お礼が言いたくてコメントを書かせて頂きます。

    体験を作品に昇華できる感性……俳句小説共に大事な部分です。
    今回私も詠んでみたいと思いましたが、テクニカルな部分が丸っ切り駄目なので、断念しています。
    でも、よくよく考えると、自分の感性が鈍ってるなあ。と気がつきました。
    安室さんのこの近況ノートを読ませて頂き、改めて気がつきました。 
    ありがとうございますm(_ _)m
  • 水守風火さん、コメントありがとうございます。

    仕事やプライベートに限らず、常に自分の心のアンテナは高く、感度をアゲていかねば……と思っています。
    気付きがないと作品への良い案も出てこなかったりしますし。なかなか心の余裕を作れず、上手くはいきませんが(*'ω'*)

    実は、水守風火さんの活動を通じて、いくつも気付きを貰っているのですよ?
    感謝を伝えたいのはこちらの方です。

    数えきれないくらいの気付きと力を自分に与えてくださり……
    本当にありがとう。
  • こちらこそありがとうございます!m(_ _)m
  • 失礼します。
    この度は「子育てあるある俳句」にお星さまを頂き、ありがとうございました。読んでいただけて、嬉しいです<m(__)m>
  • プラナリア様、コメントありがとうございます。

    私の詠んだ句も子どもに関連したものばかりなので、つい引寄せられました。
    子どもあるある、子育てあるあるの俳句に、思わず顔がニマニマしてしまいましたね(*'ω'*)

    また素敵な作品で自分の頬を緩ませてください!
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