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KAC20204の裏話(というほどではないメモ

「ネアンデルタール人のように」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894599749


KAC20204向けの上記短編、何だか今回KACに投下した作品の中では一番★がついていて、びっくりするやら嬉しいやらです。
好みが分かれるタイプの話だから不安だったんですが、はい。


なので、せっかくだから本編には入れなかった設定などを、ここにメモとして残しておこうかな、と。
恐らくは今後使われることのない設定ですので、供養の意味も込めて。

(以下、本編のネタバレを含みます)


■由莉香さんの境遇。
本編にある通り、母親も新谷の家に仕える使用人です。身寄りがなく、幼い頃に新谷の家に引き取られました(他の使用人の養子として)。
――というのは表向きの話。実は由莉香の母親は、新谷家当主(大旦那様)の落とし胤だったりします。
だから小次郎くんと由莉香さんは、実はイトコ同士なんですね。

大旦那が由莉香を一族の嫁にしようとしていたのも、ある種の祖父心だったというか。

ただ、その事実が由莉香に伝えられるのはかなり後になってからで、ただ単純に「大旦那と自分には血縁がある」という断片情報だけを持っていました。
その結果彼女が導き出したのは、「自分が」大旦那様のご落胤なのでは? という当たらずも遠からずな仮説。

そうなると小次郎くんとは甥と叔母の関係になってしまうから、結ばれません。
学生時代に由莉香さんが小次郎君の告白にOKしなかったのは、「使命」以上にそういう思い込みがあったからなんですなー。

もし本作を長編ないし中編として再構成するなら、二人の血縁関係にまつわる謎もキーポイントの一つになるでしょうか。
書かないけど。


即興で小説を書いていると、こうやって芋づる式に設定が膨らんでいくことって、ありますよね?
自分でも思いもよらなかったパズルのピースが入れ替わり立ち替わり現れ、それがきちんと形を成していく――それも即興執筆の醍醐味だと思っています。

締め切りが迫っている時は邪魔でしかないのですがw

以上、深夜の無駄話でした。

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