よすがの声は扇が起こした風に乗って震撼していく。木々が、草花が、身震いする。
よすがが舞い始めると、昨夜のようにまた光が集まってきて、よすがの陣の周りを取り囲んだ。
よすがの声が響き始めると、かがりの声がかき消されていくようだった。
よすがの声が響いて、かがりの声を打ち負かしている。
白拍子としてなら、かがりに負けない。
積み重ねてきた鍛錬も、費やした時間も、誰にも負けない自信がよすがにはある。
震撼した木々や、草花から反響した声が返ってくると、あたり一面に響き渡って、かがりの声を完全に打ち負かしてしまった。
頑張りました。でももっと、うまい表現方法がある気がして、未熟さを痛感してしまいました。時間がたってから読み返すと直したいところや、あれ? 変だろう。と思うところが必ず出てきて、前と違う書きたしが増えてしまいます。恥ずかしいです。