作者「やっと、病院から帰ってこれたなあ。ただいま」
アルシエラ「ほう。君が、台詞で状況を全て説明するなど、その辺の高校生が書いた演劇ネット台本の様な真似をするとはな。おかえり」
作者「うおお。アルシエラ様、どうして私の極狭マイルームのデスクの上に。てか、一部の人間にしか伝わらないネタを使わないでくださいませ。あ……結局『おかえり』は言ってくださるのね。一人暮らしをしている私からしてみたらすごくありがた……」
アルシエラ「『私の』と『マイルーム』で二重表現になっているぞ」
作者「もうええわ。それで、どうして私の部屋に? 」
アルシエラ「最近執筆が進んでいなかった様だから様子を見に来たまでよ。物語とは、演者と語り部によって成り立つ物だからな。どちらかが、欠けては功をなさない」
作者「ほう、それはそれは。一応言い訳させていただきますと、私は、三日間風邪で寝込んでいまして、それが原因です」
アルシエラ「ふむ。体の不調か。人の子ならではの理由だな。病の原因に心当たりはあるのか? 」
作者「恐らく、寝不足による疲れです」
アルシエラ「なるほど。寝ろ。今すぐ寝ろ」
作者「はっはい」