三崎伸太郎

星新一の「ショートショート」のように書いてみたい。とりあえず２０作ほど、書いてみる。 １）おかし ２）経典三昧

アメリカでの生活

ＫＡＤＯＫＡＷＡの「五分で読書」と云う小学校高学年から中学生の読者に向けた短編小説コンテストを見つけた。小学六年生に戻った気持ちで書いたのだが、どうだろう？年齢の壁を、修復できた…

お化けが出ましたので ご案内します、

１話から４話まで掲載。２０人ほどのアクセスを得たら、つづきを書きます。 日本の大学を中途にして、主人公の輝夫はアメリカのロス・アンゼルスに行った。留学ではない。何となく海外に旅…

故吉田幸平先生(哲学、文学博士）が主催された「文芸長良」に、先生のご好意で二度ほど小説を書かせていただいた。先生には、常に励ましをいただいたがご御恩に報いることはできなかった。「…

カクヨムの自主企画でイベントで「大人の童話」と題した企画を見たが既に締め切りが三日と迫っていて間に合わなかった。もう三十年以上もの昔、二十歳代、コンピューターも無い時に書いた原稿…

「東京倶楽部」梗概 東京倶楽部は１９２０年ころのロスアンゼルスにあった日本人の賭博場です。　主人公の平井孫一は紀州の鉄砲集団「雑貨衆」の末裔に当たりますが堺で貿易業に行き詰まりア…

今から二十六年前、私はロス・アンジェルスにある日系紙「羅府新報社」の公募した新年懸賞小説に「ぬい」題した短編小説を応募し、第一席をいただいた。　私は、私の書いた小説の中で「ぬい」…

１８９５年、カリフォルニアの州都サクラメントの南を流れるサンオーキン川の泥炭地を開墾して、玉ネギの栽培で成功を収めた日本人がいた。農園主の牛島は更なる開墾のために、出身地の福岡か…

千九百七年、ワイオミング州のロック・スプリングスと言う炭坑町には、当時三百名程の日本人が居て、ジャップ・キャンプと呼称される坑夫の集団を形成していた。

18 6 0 年 2 月 13 日、 万延元年正月、江戸幕府はアメリカ合衆国に使節を送る事になった。 日米修好条約の批准書交換のためである。 新見豊前守正輿を正使とし、副使に村 …

１８４８年から１８４９年、鎖国政策を取っている日本に、アメリカ・インデアンと白人の混血青年が密入国を実行します。主人公のレイナルドは捕鯨船の船員になり銛射ちとして活躍しながら、船…

数年間何も書かなかった。題名の横に１１・２５・１６とあるので、それ以来書いていないことになる。 「ボーダー」は、中篇ぐらいの小説で別のテーマを書くつもりだったが書き出しで難しいこ…

今から２８年ほど前、今と同じように私の小説は売れなかった。スタンフォード大学の背後にある丘に牛の放牧場がある。私は、牛をテーマに物語を書こうと、当時４，５歳だった息子を連れて丘を…

主人公の河西は、アメリカという他国で二度も仕事を失いました。これは彼の仕事の能力ではなく世渡りの下手から応じた不運でした。 彼には、年上の女房と十三歳になる息子がおります。なんと…

はしがき これは鶴谷 寿著「 アメリカ西部開拓と日本人」 日本放送出版協会 ）からモチーフを得て書かれたものです。 私は1 9 8 1 年に、この本をロス・アンゼルスのリトル・東…

ダイムライター（三文小説家）で売れない作家の主人公森山太郎は、ある日、新聞で『人肉入りのＩＢＰの箱』の記事を見た。「ＩＢＰ」はアイオワ・ビーフ・パッカーと言うアメリカの有名な肉製…

アメリカに長く住んでいた六十五歳の主人公は日本に帰国し、市民講座の教室で「男女の格差問題」をテーマに教えている。ある日、講座の教室に得体の知れない年寄りが現れた。彼は確かに「老人…

「百姓侍」あらすじ 1． 江戸に行く 2． 診療所 3． 明治維新 4． アメリカ この作品は、四部作の一つとして書かれたものです。「江戸に行く」において、主人公の斉藤弥一郎は、…

「くらうど」あらすじ ある日、ハンバー店でハンバーグを食べていた私は、ふと店の外にホームレスの男と犬が居るのに気づく。男に話しかけると「そう、私は特殊な能力・・・そうですね、た…

アメリカのサンフランシスコ国際空港の近くにあるフレイト・ホワーダー（物流会社）で、一個のクレイト（木の枠で出来た貨物）が日本に送られた。太平洋戦争末期、日本が終戦交渉のためにアメ…