【USS Des Moines(デモイン)】
・艦として
・艦種:重巡洋艦
・艦級:デモイン級重巡洋艦一番艦
・前級:ボルチモア級
・次級:なし
・建造:フォアリバー造船所
・進水日:1946年9月27日
・全長:218m
・全幅:24m
・所属:第4艦隊
・基準排水量:17,500噸(トン)
・対艦兵装:Mk16 8インチ3連装砲×3 Mk12 5インチ連装両用砲×6
・対空兵装:Mk22 3インチ連装両用砲×12 ボフォース60口径40mm連装機関砲×20
・対潜兵装:なし
・搭載機:約4機
艦名は通例通り都市の名前から、アイオワ州デモインが由来である。この名前の使用は二度目である。
デモイン級はワシントン条約などの制約を完全に脱した大型重巡洋艦であり、その基準排水量17,500トンはドレッドノートとほぼ同等である。戦艦並みの排水量ではあるが、デモインとほぼ同じ全長の長門が4万トンなので、やはり巡洋艦と見なされるべき艦である。
主砲には米軍伝統の三連装砲を採用しており、主砲口径は他の重巡洋艦と同様の20.3cmである。妙高型などより1門少ないが、毎分10発という主砲にしては驚異的な発射速度を誇っており、強力な火力を有している。もっとも、諸外国の艦艇も大戦後には発射速度向上を図っており、それほど優位な訳ではない。副砲には両用砲として12.7cm砲を12門、高角砲として76mm砲を24門と、余裕のある船体を活かして対空兵装が非常に充実している。
しかし、デモイン級が最も秀でているのはその防御力である。戦艦並みの排水量があるのは従来の重巡洋艦に比べて重防御を施しているからであり、重巡洋艦はようやく自身の主砲に耐え得る程度の防御力を手にしたのである。もちろん、それ以上の大口径砲に撃たれればひとたまりもないが。
このように攻撃力、防御力共に優れたデモイン級は、世界最強の重巡洋艦と言っても過言ではない。第二次世界大戦でほぼ全滅したからこそ、アメリカ海軍はこのような新型艦艇の建造に注力することができ、素早く戦力を回復することができたと言えるだろう。もっとも、流石に革命直後の混乱があって、進水から竣工までは3年を要したのだが。
デモイン級はキューバ戦争で実戦投入されているが、失われるのを恐れて非常に消極的に運用されており、日本海軍との戦いには基本的に投入されていない。尻に火が付いてきた1955年7月の米本土襲撃や1956年3月のニューオーリンズの戦いでは投入されたが、日本海軍に向かって主砲を使用する機会には恵まれなかった。
・船魄として
・技術系統:米式第二世代
・身長:160cm
・体重:58kg
・血液型:A型
・髪:黒
・目:緑
・好きなもの:砲撃戦・芸術
・嫌いなもの:飼殺し・フレンチフライ
アメリカの船魄には自我が薄弱な者か異常者しかいないが、デモインは前者である。他の船魄達と同様に、自ら言葉を発することが少なく、機械のように振る舞うことが多い。しかし心の内には自らの価値を証明したいという欲求がある。世界最強の重巡洋艦と謳われながら重巡洋艦と戦う機会に恵まれて来なかったからである。また、他人への興味が薄く、妹達にすらほとんど興味を示さない。