【夕風(ゆふかぜ)】
・艦として
・艦種:駆逐艦
・艦級:峯風型駆逐艦十番艦
・前級:江風型
・次級:神風型
・建造:三菱長崎造船所
・進水日:1921年5月28日
・所属:連合艦隊直属部隊
・全長:103m
・最大幅:8.9m
・基準排水量:1,200噸(トン)
・対艦兵装:四十五口径三年式十二糎(センチ)単装砲×3 九八式十糎連装高角砲×1 六年式連装水上発射管×3
・対空兵装:九六式二十五粍(ミリ)連装機銃×8 同単装機銃×12
・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×2
・搭載機:なし
名前はそのまま夕方に吹く風を意味する。初使用。帝国海軍の一等駆逐艦としては5世代目(因みに島風型は15世代目)であり、かなり古い部類の駆逐艦である。吹雪型以前の駆逐艦であるので、装備は貧弱であり、あくまで補助艦と言った様相を呈している。
初の実戦と言えるのは、二・二六事件で反乱軍を鎮圧する為に海軍陸戦隊を送り込んだ時のことである。もちろん艦の武装を使用した訳ではないが。1940年11月には空母鳳翔・龍驤を含む第三航空戦隊に配属され、以降は常に鳳翔の護衛艦として勤務した。
大東亜戦争緒戦では、第三航空戦隊は後方に配置され、実戦を経験することはなかった。1942年4月のミッドウェー海戦では大和などの護衛を務めるが、こちらも戦闘に参加することはなかった。1943年からは鳳翔・龍鳳・摂津と共に第五十航空戦隊に配置され、内地で訓練に従事することとなった。1944年からは連合艦隊附属となったが、任務に大した変わりはなかった。
その後も結局実戦という実戦を経験することなく終戦を迎えた。戦後、流石に艦載機の運用に難がでてきた鳳翔は解体とされ、夕風は一人連合艦隊直属部隊として残っていたが、二代目鳳翔が竣工すると再びそれに付き従っている。
・船魄として
・技術系統:日本式第一世代
・身長:147cm
・体重:66kg
・血液型:B型
・髪:橙
・目:橙
・好きなもの:鳳翔・給仕
・嫌いなもの:標的艦・人参
鳳翔専用のメイドを自認する物腰柔らかな少女。二代目鳳翔は両手両足がないようなものなので、常にその世話につきっきりであるが、それを苦にする様子は全くない。長門と同世代くらいの古参艦に当たり、船魄としても初期に生み出されたので、その言動には余裕が感じられる。