今、近日連載予定の『妖刀タメンシオン』(鎌倉時代×多次元宇宙×マルサスの人口論のSFです)の執筆のために、経済学の知識を取り入れている最中なのですが……
ミクロ経済学って、SFと構造が似てる?
と思いました。
需要曲線とか供給曲線とか色々言ってますが、どれも「完全なる理想的前提条件下での」理論に聞こえるんですよね。
色々目を通して、何を言わんとしてるかは理解できるんですけど、腑に落ちない。何というか、詭弁のような感じがする。
SFも、言ってしまえば、科学という(現時点の地球の人類の間では)普遍的な存在をベースに、演繹的に、だが部分的に魔改造、存在しないトンデモ普遍法則適用したりして、筆者の絶対王政のもと、読者をある種言いくるめて不思議な世界へ誘う、そんなものだと思っておりますが、そういう点と、ミクロ経済学の「正しいんだろうけど正しくない感じ」がピタリと重なってしまったんです。
まぁミクロもマクロも一長一短あるでしょうから、双方の視点を持つのがいいのかもしれませんが、ミクロは、その分野に明らかでないものを用語とそれっぽい論理でいいくるめる手段に見えてきてしまうというか、なんというか、メディアが出来事の一部を切り取って捏造、偏向報道するのと同じような感じがします。
伝わるかわかりませんが、そんな風に思いました。