SF短編
『引き出し妖精ノアラ』
【あらすじ】
神に仕える妖精ノアラは、背中に翼の生えた、小さな女の子。
ある日、ノアラは神様の頼みで、とある青い星の調律者(チューナー)を務めることになった。
調律者(チューナー)の仕事は、神様にもらった「引き出し」をたくさん開けて、その中身を、星に住む生き物たちに与えることだった。
真面目なノアラは、引き出しをたくさん開けて、色んなものを空から落とした。
ノアラは、最初のうちは楽しそうに引き出しを開けた。
しかし、青い星の生き物は、かなりひねくれており……
ノアラが生き物に与えたのは、難しい概念、よくわからない科学の方法、そしてとてつもないパワー。
それらによって、生き物が生み出したのは、小説? パン? カボチャ?
調律者(チューナー)の仕事は、一筋縄では、いかないのだった。
久しぶりに、かなりライトな文体です。
ただ、内容はちゃんとSFしてます。
キーワードは、「アカシックレコード」です。
お楽しみに。