明日、八月十五日に投稿する作品は、一ヶ月以上前から決めておりました。
投稿時刻は、正午ちょうどです。
その作品の概要を、少し早めに、ここで公開しておきます。
歴史ドラマ短編
『青いトマト、赤いトマト』
第一話『十五年戦争』
第二話『青い実』
第三話『赤い紙』
第四話『青と赤の連続階調』（完結）
【あらすじ】
私、青木実（あおきみのる）は、先の大戦の最中、少年時代を過ごした。
その中での一番の思い出は、何度も近所の農家のおっちゃんの畑に忍び込んで、トマトを盗み食いしたことだ。
おっちゃんの作った赤くて甘いトマトは、真夏の渇きを潤した。
善悪の区別もつかぬようなガキの頃は、それが許されたのだろう。
数年後、十八歳になった私は、あることをきっかけに家を飛び出す。
無意識に足を運んだのは、おっちゃんのトマト畑。
あの日のように、トマト畑を侵す私。
私はそこで、思いがけない経験をするのだった……
【作者の言葉】
・終戦記念日ということで、二度としてはならない戦争、これを描いた作品に仕上げました。
・漢字の表記につきまして、旧字体と新字体の使い分けには、非常に大きな意味があります。
・執筆目的が『反戦』と『平和祈願』と『戦没者追悼』にあるため、広告はオフにしております。