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独断と偏見で選ぶ、特殊部隊ランキング(WW2版)

今回は、第二次世界大戦における各国の特殊部隊を、ランキング形式で紹介していきたいと思います。

一位:ブリティッシュ・コマンドス(大英帝国)
イギリス軍の特殊部隊。
戦闘員はイギリス人が中心ではあったが、一部の部隊にはドイツ占領地や植民地からの人員も参加しており、第二次世界大戦時に存在していた特殊部隊の中では最大規模となっている。
現在、各国に存在している特殊部隊のほとんどが、ルーツを辿るとここに至る。
元祖特殊部隊。

二位:機動第一旅団(日本)
日本軍の特殊部隊。
下士官と士官、つまりベテランのみで構成される精鋭部隊で、同時に、騎兵や歩兵、鉄道工兵、輜重兵など様々な兵科の兵士が所属する諸兵科連合部隊でもあった。
ただ機械化部隊ではなく、強いて分類するならコマンド部隊に近い。水泳訓練や橋の爆破、夜戦の訓練なども行っており、さらには、日本軍ではほとんど行われていなかった実弾射撃を、頻繁に行っていた。
隊員たちの射撃能力は、狙撃手並みだったそう。
元々は機動第二連隊(通称502部隊)のみが存在していたが、後から機動第一連隊と機動第三連隊が編成され、三個連隊の所属する機動第一旅団となった。
風船にぶら下がって敵陣地の奥深くに潜入するというトリッキーな戦術を、実戦投入可能なレベルにまで到達させていたが、実際に使われることはなかった。
終戦間際に、圧倒的な物量で侵攻してきたソ連軍相手に果敢なゲリラ戦術を実行し、戦車数量を破壊、輸送部隊に損害を与えるなどの戦果を上げた。
最終的にはソ連に降伏し、隊員たちは長期に渡ってシベリアに抑留されることとなる。

三位:ブランデンブルク師団(ドイツ)
ドイツ国防軍の特殊部隊。発足当時は中隊規模だったが、最終的には師団にまで拡張された。
ポーランド侵攻作戦から東武線戦まで、ドイツ軍の最盛期から破滅までを戦い抜いた。
隊員の多くは外国語に堪能な元在外ドイツ人で構成されており、大規模侵攻に先立って橋やインフラ施設への破壊工作を行うなど、いかにも特殊部隊らしい部隊だった。
最後には特殊作戦の必要性を疑問視した上層部によって装甲擲弾兵師団に改変され、東部戦線において壊滅するまで戦い、最終的に生存者の一部がイギリス軍に投降した。
だが、隊員たちは捜索を逃れる高度な技術を有していたために容易く姿をくらまし、戦後は世界各国の特殊部隊でアドバイザーとして勤務した。

四位:第一特殊任務部隊(アメリカ合衆国、カナダ)
悪魔の旅団として恐れられた特殊部隊。
多数のドイツ兵を殺傷し、ドイツの政治家からも認知されていた。

五位:水中破壊工作部隊(アメリカ合衆国)
米海軍の特殊部隊。
枢軸国軍の海軍基地に対する破壊工作や偵察任務などを遂行し、蓄積された戦技は現在のネイビーシールズの礎となった。

六位:イタリア海軍特殊部隊(正式名称不明)
イタリア海軍の特殊部隊。
ジブラルタルに存在していたイギリス海軍基地の目と鼻の先に、民間船を装った軍事基地を設置して、水中工作員によりイギリス海軍の艦艇を爆破するという攻撃を複数回に渡って実行した。
基地の存在は、最後まで露呈することはなかった。

七位:義烈空挺隊(日本)
敵基地殴り込み部隊。
夜戦と航空機破壊の専門部隊で、輸送機で敵空軍基地に強行着陸し、爆撃機を地上で破壊するために編成された。
隊員の大半が武術の有段者で構成されており、中には諜報員としての訓練を受けた人もいた。
沖縄戦において一度だけ実戦投入され、部隊の壊滅と引き換えに米軍基地を徹底的に破壊、さらには(米軍側の通信ミスにより)米空母機動部隊の位置を露呈させるという戦果を上げたが、戦争末期の日本にその成果を活かせるほどの力は残っていなかった。

八位:武装親衛隊の特殊部隊(ドイツ)
ムッソリーニの救出作戦や有名人の拉致作戦などに参加している。
活躍の機会は多いが、情報は少ない。
主に第502SS猟兵大隊、第500SS降下猟兵大隊などがある。

九位:第200爆撃航空団(ドイツ)
ドイツ空軍の特殊部隊だとされている。
技術試験隊でもあるが、電子戦や偵察なども行なっていたそう。
パラシュート部隊が配備されており、特殊作戦を遂行していたという話が存在しているが、詳細は不明。

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