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【雨籠もりの吸血嬢⑧】新表紙絵・物語終盤に向けて

〈挨拶〉

推敲のため過労死寸前の園山です。
今回は『雨籠もりの吸血嬢』の新しい表紙絵の紹介と物語終盤に当たる12章および最終章についてのご案内をさせていただきます。


〈概要〉

隠されていた伏線の数々が11章までにほとんど回収され、残すところは本作のヒロイン・小秋さんとの関係をめぐる展開だけになりました。
本作は13章構成となっておりますので、残すところは2章分のエピソードのみです。

主人公・成葉はこの間に、小秋さんを受け入れるのか否か。自身が持つ過去とどう折り合いをつけていくのか……あらゆる事を自分一人で選ばなければならない状況へと立たされます。

そんな想い人の心情を汲み取るように、どうにか彼のことを手に入れたい小秋さんは容赦なく迫ってきます。
小秋さんのそれらの言動に消耗しつつも、彼女に深い愛情を感じてしまう成葉は大いに戸惑います。11章後半で津吹から伝えられた件もあり、青年は傘士という職業を介したふたつの立場で葛藤し、混乱し、苦悩することになるのです。

見どころとヤンデレはもちろん満載。

まさに12章・最終章のためだけに本作の世界観設定や登場人物たちの過去があったと言っても過言ではないほど、作品の構造を最大限に活かした展開になっていきますのでどうぞご期待ください。


〈イラスト制作スタッフ〉

・キャラクター原案:園山制作所
・イラスト/キャラクターデザイン:くるせらー 様
・ロゴデザイン:Elsel 様
・義足メカデザイン:AK_BAN 様


〈新表紙絵〉

想い人からの頼みで、彼に持ち前の美脚を見せてあげる小秋さん。

「いい眺めですわ──なんて。ふふふ」

「わたくしとても嬉しいのですよ?貴方に対して、こうして自分の足を許していることが……なによりも、貴方がわたくしだけに夢中になってくださっていることが」

「……そうお顔を近づけて、どうされたんですの?何か気になることでも?」

「まあ、もしかして……わたくしに踏まれたいのでしょうか……?仕方ない人ですこと、本当に」

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