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【雨籠もりの吸血嬢⑨】完結、迫る。

〈概要〉

長らく連載が続いた園山制作所の代表作『雨籠もりの吸血嬢』がいよいよ大詰めです。

同作は昔ボツになったヤンデレ作品の精神的続編として2020年9月に企画されましたが、当初は吸血鬼という属性も設定も備わっていない作品でした。その後は2021年11月頃に現在のSFテイストの吸血鬼と雨が主軸となる独特な世界観へと大幅に設定変更し、2022年度冬からカクヨムにて連載が始まりました。

そして、一年以上の制作期間を経てついに最終局面にさしかかりました。

密に描かれた人物たち、人外ヤンデレヒロイン、人外が存在する根拠となる各種SF色の強い世界観設定、古典文学のオマージュや引用、ヤンデレ属性ならではのテーマ性──。
「ライトノベル」の枠でありながらも、一般文芸の小説にも引けを取らないクオリティを意識して制作された本作は、まさに園山制作所の真骨頂。

2023年2月上旬までに作品の完結・最終調整を完了させる予定です。
最後まで本作をご期待ください。


〈おまけ〉

『雨籠もりの吸血嬢』の既存表紙絵に登場する小秋さんがお持ちの本は、実は現実世界にも存在している本です。これは日本から1969年に出版された海外の吸血鬼の傑作小説集『真紅の法悦』で、レ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』など、世界最高クラスの吸血鬼文学作品を収録した書籍となっています。
1970年代に瘴雨が降り始め、法的な規制によって吸血鬼関連の書籍が差別的だとして刷られなくなった作中世界観の時系列とも矛盾が発生しないという、なんとも素晴らしい本です。


「……あまりそう、わたくしのことをまじまじと見つめないでください。恥ずかしいですわ……」

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