こんばんは、社畜ひとみです。
ミステリー作品において絶対的に必要な存在、それは探偵と犯人ですよね。
本格ミステリでは、犯人は「常識の範囲内」つまり、人間の出来る範囲で殺人を行います。
これを探偵はロジカルシンキングで、解き明かす訳です。ノックスの十戒、ヴァンダインの二十則、そういうのを踏まえて推理を行います。
しかしサクラちゃんは、違います。
ロジカルシンキングの中に、人の行えない行為を含めて推理します。そしてその全てを考察します。
故に彼女は理論を無視した推理をしているように見えるのです。これを彼はロジックの飛躍と言っていましたが、実は彼女の中では飛躍していないんです。予測や感で行なっている訳ではないというのがポイントです。
与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出す。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明する。これを演繹的推理と言うらしいのですが、彼女はこれを超高速思考で行います。
書いててなく分からなくなってきたのでこの辺にしておきます。
彼女は普通の探偵ではない、という裏設定があったりなかったりするという話でした。
天才を書くのは難しいですね。本当に西尾維新はすごいという感想文でした。