7月の声を聞きますと、ついにこの時期になったかと思いを新たにします。
この時期、つまりそれは恐怖の暗譜の時期なのです。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、私、小説以外に音楽も趣味としております。んで、下手くそなバイオリンを奏でたりするのですが、これがね、大変なんですよ。
幼少の時分から音楽していた割には(※)絶対音感がないんです。その代わりに相対音感があるのです。いや、音感があるのは一向に問題ないのですが、音楽を聴いて覚えるとそれがすべて移動ドで自動翻訳されて記憶しがちだから困るのです。
※:諸説ありますが、経験上、絶対音感がある子は幼時から音楽してました。
たとえばそれがハ長調(要するにデフォルトの調号がない調)でもない限り、楽譜に書いてある音と記憶にある音名が必ず違うじゃないですか。するてぇっと楽譜を読むと「記憶の音はドだけど実際にはミを弾く、しかもアップボウで次の音へレガートしつつしかもクレッシェンド」みたいな翻訳をしながら弾く作業になるのです。
これがねゆっくりした曲ならいいんですけど、早い曲だともう翻訳が間に合わない。コーヒーがぶ飲みして大脳をオーバークロックしても間に合わない。
そこで登場するスキルが暗譜です✨ 楽譜を一切見ない、なんなら目をつぶって弾いちゃいますよぐらいな勢い。他のメンバーの様子は見えないから、縦の線(リズム)は野生の勘で合わせるって寸法です。
話がここで終われば万々歳でエンドなんですが、ところが最近モノ覚えが悪くて悪くて悪くて(大切なことなので3回言いました)🤣🤣
あれ次なんだっけ? と楽譜に視線をやった瞬間に「ここはレだけど実際はファを弾く、次はソだけどシ……」の逐次翻訳作業が始まります。
えーい、こんなん絶対間に合わん!くわーっ(ノಠ益ಠ)ノ彡┻━┻
でも、クラリネットとか移調楽器のヒトは常にこれやってるわけでしょ? あの超人的なスキルが欲しいこの頃。
さて。
【三題噺 #72】「単位」「父親」「額」
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081257796038 単位が理系っぽくてゴツいでしょうか。その代わりに(?)額はどのような読みでもアリとしてます。
今週もどうぞよろしくお願いいたします(^_^)