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【ホワイトフィールド】幕間掲載

めっちゃ短いですが、幕間として一作『伝承歌』を掲載しました。

本当はこのタイミングで、ルイーザさんとリエラさん(ルージア達の父母。ちなみに大人キャラは何故かさんづけしてしまう私です……)の物語のダイジェストを載せようと考えていたのですが、カクヨムで作品の掲載を進めるうち、いつかこれもきちんとした物語として書いてみたいなーという野望が出てきてしまいまして。
しかし『白昼夢』から直で第三部へなだれ込むと、暗い雰囲気が続いてアレかなと思って(この作品でそれを気にしてもしょうがないかもしれませんが^^;)、いったん空気を変えるつもりで幕間を置くことにしました。

ひとつにはダイジェストを省くことで、リエラさん側の過去について多少なりとも補足が欲しいかなというのがあったのと、もうひとつは第一部終幕で出てくるネリアの歌が、「故郷の島のメロディ」て書いちゃったけど、フェリア族の音楽だったらルージア警戒するんじゃね!? とか思って(笑)
細かすぎるかも知れませんが^^;、そんなことを考えているうちにこんなお話になったのでした。
設定上明示しているわけではありませんが、一応、一番と二番?の各最後のフレーズは、ネリアの歌と語呂を合わせてあったりします。作中でリエラさんが言ってることは多分ネリアは知らないでしょうけど、島を出てからルージアと話してて、この歌の特徴的な響きの理由は知ったんじゃないかなって……。
そんな妄想ネタ的な幕間です(笑)

さて、いよいよ次回からは第三部!
なんですが、仕事の方でちょっと思いがけず異動することになったので、年度替わりの更新は不透明です。遅くともその次の週末には、と思っていますが。
引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。

7件のコメント

  • こんにちは^^

    いつもノートに遊びに来て頂きありがとうございます♪
    『ホワイトフィールド』まだ半分も読めてませんが十分過ぎるほどハマってしまいました。面白いです><

    実は暗い物語は苦手で、あらすじを読んだ時は大丈夫かなぁっと不安でしたが、サクサックと進む展開とリズムの良さで楽しめました。沙倉さんのテンポの良さは魔法のような持ち味だなぁって思いましたよ!

    まだ、このノートの内容に絡むほど読めてませんがネリアは歌のですね。楽しみです♪

    そうでした。冒頭の方に気になった事が……
    「族」と「人」の使い分けです。
    ルルーク族やフェリア族と多くは書かれてますが、たまにルルーク人、フェリア人と書かれますよね。どちらも明確な定義はないので何も問題ないのですが、沙倉さんに何か拘りがあるのかなぁ~っと思いまして。
  • ゆうけんさん

    こんばんは! 遊びに来て頂いてありがとうございます♪
    いつもしつこくお邪魔してすみません(笑) でもああやってノートでわくわくするコトが進んでいるのは、素敵ですね……!

    そしてホワイトフィールド読んで下さって、沢山コメントまで本当にありがとうございます!
    暗い物語が苦手とは知りませんでした。この先もっと残酷なシーンとかあるので、お気を付け下さい……。嫌だと思ったら無理はなさらずに!
    最終的には救いのある方向へ考えているので、もし許容範囲であればそこまで追って下さると嬉しいのですが^^

    そしてええと、鋭いご質問をされますね。
    まず前提として……実は、冒頭~第二部本編までの部分は、今から十年以上前に書いたものになります。よって『覚えていない』というのが正直な解答にはなります。
    が、まあ、察するに深い意図はないと思います。民族の概念なんて明らかにまだちゃんと理解してなかった頃ですし、戦争といったら第2次世界大戦のイメージしかないような頃に書きましたから……。

    そのうえで、なんですが、大まかな傾向としては客観的・説明的な文章では「族」、主観寄りの文章では「人」が多くなっていると思います。
    民族という言い方には分析的な印象がありますし、日本人や韓国人といったように、属性+人という言い方がより日常的で人々の実感に近い表現かなという感じです。
    最近の文章は大体この意図で書き分けていると思います。昔は専らなんとなくですかね……! でも何となくこの感じになってるんじゃないかと。多少は後から修正も入れたかもしれませんが。
    まあ、いずれにせよ感覚的な次元のお話です!

    こういうご質問は答えるのも楽しいので嬉しいです☆
    ありがとうございました^^
  • 沙倉さんへ

    こんにちは!
    変なところが気になってしまい、すいませんでした(^▽^;)
    でも沙倉さんの考えを聞けてスッキリでした。ありがとうございます♪

    感覚的なモノはとっても大事ですよね。今回の「族と人」の使い分けも気になって調べてみました。
    「○○○人」は先進国へのイメージだったり、見下した使いかたの時は「○○○族」だったりとか、昔の書籍はそういう使い分けをしていた事もあったそうです。今はそんな事はないので気にしないで使えますね。
    イヌイットやアイヌなどは言葉自体に人の意味が入っているので最近では人も族も付けないとか。血統を中心に考えるともの「民族」使ってみたり(ゲルマン民族)。逆に血統バラバラな集団を「族」で表してみたりと、書き手によって全然違うんですよね。じゃぁ、他民族国家のアメリカはアメリカ族じゃないですかw

    ホワイトフィールドは完全オリジナルな設定ですので、作者の沙倉さん次第ですね!

    そして、アホみたいなコメントの嵐すいませんでしたm(_ _;m)三(m;_ _)m
    サラっと!サラっと流して下さいませ (;´Д`A
    お忙しい中、いつもかまって下さりありがとうございます♪
  • ゆうけんさんへ

    なるほど、言われてみればそういう使い方をすることもあるかもしれませんね……。
    ただまあ、単に○○人という言い方では汎用性が高すぎて、その集団が民族集団なのか国家集団なのか、他の集団なのか区別が付かないですからね。現代的な国民国家ではない民族集団だと明確にする意味で、○○族という言い方を採用しているのはあります。
    別に見下してはいないですが(笑)、現代の我々から見れば確かに古い集団原理。まあ当時の自分はそこまで理解せず、何となく日本人とかアメリカ人とは違うという感覚で使ってるだけだと思いますが^^;
    ただこの区別の感覚があくまでも作品の外の世界のものであるため、キャラの感覚に近づけた時には汎用性の高い○○人に変わりがちなのかなと思います。この言い方は別に何にでも使えますからね。~の人、~な人、という程度の意味で。
    なので○○族という言葉があくまでも集団を指すのに対し、○○人という言い方は個人の属性表現として使っている……という言い方もできるかもしれません。
    いや、本当にそうなっているのか調べてないのでわかりませんが^^;

    民族という概念自体、明確に定義できないような代物なので、なかなか難しいところはありますね。
    裏設定になりますが、ルルーク族は共通の祖先(伝承)を持つ「部族」が共通の神話で結びついた集団で、本質的には血縁集団。対してフェリア族は完全に「共通文化集団」であり、その文化が独特すぎて結果的に他人種との交わりがなくここまできているだけ、という風に、民族の成り立ちとしては全く別物と考えています。
    大陸の人からはまとめて「純血種」扱いされていたり(これは差別用語のニュアンス)、色々とこの世界も面倒くさそうですね。

    すみません、もと西洋史学専攻の血が騒いで余計なことまで語ってしまいました^^;
    聞き流して下さいませー!(> <)

    そしてコメントはとっても嬉しいです! 沢山本当にありがとうございます^^ 
    長いのに一気に読んで下さったのもびっくりしました。少しお時間頂きますがひとつずつお返事しますので、お待ち下さいね♪

    ではまた^^
  • ゆうけんさん

    追記です。
    気になったので『翡翠色の闇を抜けて』と『白の花跡』(民族名称が多く出てきそうな話)を見返してみました。
    やっぱり○○族=民族の名称、○○人=○○族の人間、○○族の奴(ら)、といったニュアンスで使い分けているように見えますね。
    近接で使い分けている箇所は一つしか見つけられなかったのですが、エルシーに関して「自分をフェリア人だと思い込んでいて――ここに来るまでフェリア族に捕まっていたから(以下略)」みたいな文がありました。おそらくこれも~人は個人の属性、~族は漠然と集団を示すイメージで使い分けてるのだと思います。
    まあ正直、どっちでも通る文章が多いのでニュアンスレベルの使い分けではあるのですが。最初に言った客観・主観というのも、ニュアンスを踏まえるとそうなりがちということかと思います。

    自分で不思議に思ったのはフェリアの囚人をみんなフェリア人と形容してるところ。そこは無個性的にフェリア族と呼ぶのが自然じゃないかと、今となっては思うのですが^^;
    当時の自分が人間扱いしたかったのかもしれません……。変なとこ気にする。

    あとひとつ訂正が。軽く見直したところ、最近の文章ではそもそもフェリア人とかルルーク人という言い方はしてないみたいです。
    基本は族、あとは必要に応じてフェリアの民、ルルークの民といった言い方をしていますね。
    特に意図して変更したわけではないのですが、言葉は正確に使え! の大学時代の教えが染みついたのかな……^^;

    自分では気づいていなかったことなので、気にしてみると色々わかって楽しかったです^^
    ありがとうございました!
  • 沙倉さん。前のノートを見る人は結構少ないですよw
    私はフォローを限りなく厳選しているので確認しますが、ほとんどの方は気付きませんって^^

    族と人の違いを考察して頂き感謝です。細かい事かも知れませんが沙倉さんが意図して使われているのが一番大事と思いました。
    沙倉さんは無意識に凄い事をしてしまうタイプだと私は考えます。ですからセンテンスも大事にしながらも、技術も認識して執筆されてほしいと思いました。

    ~の民という言い方。情緒に溢れていて良いですね。『翡翠色の闇を抜けて』、『白の花跡』機会があれば読ませて頂ければ光栄です。いつかで良いので^^

    真摯な勤勉さ。思考への好奇心。まさに沙倉さんの才能ですね。
    私も見習わなければ(^▽^)/
  • あ……
    『翡翠色の闇を抜けて』は第一幕で『白の花跡』は外伝だったのですね。失礼しました。サブタイトルを覚えていらえるほどの脳みそは無いものでw
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