• ホラー
  • 現代ファンタジー

最新章とこれまでのあとがき

『陰法師』最新章笛吹き男編の公開開始しました。一日一話ずつ更新予定です、よろしくお願いします。
陰法師に関しては今回のCase9と、公開日は未定ですが次のCase10で完結とさせていただきます。とにかく書きたかったものをぎゅっと詰め込んだ二章となります。最後までお付き合いいただければ幸いです。
また現在新作も書き進めていますので、近いうちにお知らせできればと考えてます。

以下、そういえば書いてなかったCase6〜8.5のあとがき。当然のようにネタバレありますので閲覧は自己責任でお願いします。




Case6
蜃が作り出した幻の村と蜃に食べられた村人の女性、というコンセプトは前から考えていたので、そこに肉づけしていく形で構想を練っていきました。でも沢村くんを死なせるつもりはなかったんだ……ごめんね……。流行りの因習村っぽく、もっと村のおどろおどろしさを描写したかったので、そこは反省点。
この話で御子柴くんの不憫属性が定着した気がします。Case8に出てくる霜月くんも先行登場してます。まさかあんなことになるなんてなー。

Caes7
遊園地に纏わる怪異譚は昔自分で書いていて、その時のアイディアをセルフパク……流用してます。ただ異界に取り込まれるだけではなく、かつてそこに神域があった設定を加えることでいい感じに纏ったと思います。迷い家やきさらぎ駅はまた別の作品でもモチーフとして使いたいですね。
雫との絡みを書けたことで話が広げられたと思う。フェアりんのデザインは機会があれば描いてみたいですね。

Case8
神崎先輩はキャラクターを作った時点でこういう背景を持たせようと決めていたので、やっとお披露目できました。書いてて私が先輩のこと好きになった。先輩が霞を嫌っているのは同族嫌悪からです。察してるんでしょうね。
反転のエピソードを書く予定はなかったんですが、霞と神崎が似たもの同士であること、霧雨篠の人でなしっぷりをそれぞれ描写できたので書いてよかった。
神崎先輩はCase10で再登場予定です。

Case8.5
そういえばメインキャラの中で憂の掘り下げがないなって気づいて急遽書き上げた話。彼女のキャラクターを作るにあたり頼政の要素を入れたのは単純に私が頼政公のことが好きだから。
因縁深い鵺をどう組み込もうか悩みましたが、元々は正体不明のものを指すことから陰法師らしくアレンジしてみました。別作品では別の要素を抽出した鵺の話を書く予定ですのでこっちもお楽しみに。
ちなみに木下福美のモデルは美福門院です。吸血鬼や切り裂きジャックなど、“母親”がテーマの話が結構あるな、と気づいた。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する