ご無沙汰しております。Skorcaです。
文章もたまにしか更新できておりませんが、久しぶりに絵を描きました。
もはやいつ以来かよく分かりません。
こちらの近況ノートを見ると……直近の新作公開が1年半前の鮭の絵ですね……あのイラスト、鮭の出来栄えだけは満足しています。
https://kakuyomu.jp/users/skorca/news/16817330666905475293さて、今回は本編33章のシーンです。
『遺形の承継者』33章 逃走路
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897780554/episodes/16818093088527518128ディルと、彼の命を狙う男との間に割って入ってきた年若い騎士。
本編の1シーンをまともに描いたのは初めてですね。
情景を再現するには人物+構図+背景……と要素が満載で、あまりごまかしが効きません。
実際、こちらも描いていて絵としてはどうなんだろう? と首を傾げる出来になってしまいましたが、そこは仕方ありません。
数もこなさずに良いものを作ろうなんて無理な話ですからね。
そして今回、この絵を描いていてあらためてあることに気付きました。
34章をお読みいただいた方にはこちらの騎士(正確には騎士見習い)の素性も明かされていますが、彼は主人公のヴィーより少しだけ若い14歳。手前のディルは8歳で、この作品を書き始めるにあたり、自分の娘よりちょっと歳上という設定にしよう……と年齢を定めたのですが、その娘が今やこの若者の方に年齢が近いのです。
……時の流れが速すぎる……のではないのは重々承知です。
読んでくださる方がいなければ、途中で放り出していたことでしょう(十年後などにまた書き始めたりはするかもしれませんが)。
基本的に、その時その時で自分のやりたいことにしか手がまったく動かないタイプなのですが、それでも続きを待っていてくださる方の存在を思うと、「書きたい」という気持ちが湧いて、細々とでも続けられているのですね。
つまり私自身の中で生まれたこの作品世界にとって、読者様は大変な恩人であるということなのだな、とつくづく思った次第でした。
あらためて、読んでくださってありがとうございます。
それでは、そんな気付きと共に、本編執筆のほうも進めてまいります。
またもや訪れた酷暑の日々、みなさまどうぞご自愛ください。