こんばんは、月影 夏樹です。全体に続いて、ジャンル「ミステリー」の2作品目を紹介していきます。
作品名……Forget me not
作者名……斎藤 詠月さま
1.作品概要
中堅電子部品メーカーの人事部に勤める、安西 雄一と幼馴染の佐伯 理恵(平成)、そして雄一の祖父 安西 徳之助(昭和の戦時中)の視点から、ストーリー展開される軍事ミステリー小説。
2.良かった点
(1) 作中で旧仮名遣いを使用する文面があったことから、作風において風情を感じることが出来ました。
(2) 徳之助(昭和の戦時中)の活躍について、臨場感あるリアルな仕上がりとなったかと思います。
3.気になった点
(1) 10万文字以上の長編小説なので、各ストーリーの文頭もしくは文末、または別途登場人物一覧を作るなどした方が良いと思います。
(2) (1)と一部重複しますが、用語説明についても、別途設けた方が良いです。特に軍事事情については、あまり詳しくない読者の方が多いかと思います。
4.総合評価
戦時中の様子をテーマにした作品なので、歴史好きな私としても非常に興味を持ちました。ですがこの作品では、軍事事情や戦艦の名前などの用語が多数登場します。ある意味、人を選ぶという作品だと思います。
作者様には大変申し訳ありませんが、私は途中でこの作品を読むのを止めてしまいました。誠に申し訳ありません。
以上で、第2回 ジャンル「ミステリー」部門の、感想紹介を終了します。