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蛇足的古歌集解説(その2)

古歌集は昭和のロボットアニメから聖書、神話に至るまでのストーリーパターンのほぼ全部を収録して再度組み直し、ついでに現代のストーリーテイストも収録してしまえという強引企画なのだが、どう再現するか迷うような難しいストーリーもある。

 それはフォークロアである。
 フォークロア(民間伝承)は長老やばあちゃんやお母さんが聞かせる話であり、これらはまあ、大筋は同じであれど、子供達の顔を見て適当に即興が入り、場合によって即興の方が文学者などに収録されて主要な話として残るときがあるものである。
 本来おとぎ話は地方や時代、長老の気分や話を聞いていた子供達の興味によってたくさんのバリエーションがあるものなのだ。人類の歴史という意味では、印刷物として残されている話より、ずっとこっちの方が長い歴史がある。

 で、当然古歌集はこの部分を再現するため、インタラクティブな部分を入れてある。twitter上の読者投票である。読者の皆様にあってはこの点を楽しんで頂ければと思う。

まあ、最初から最後まで一部の隙もなく完璧に構築されたセルフ・クラフト・ワールドや、マージナル・オペレーションみたいな話も好きなんですが、それ以外も好きですよ、ということで一つ。

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