霧雨が降る夕方。 迷子になった少女は、古ぼけた小屋で飼われている牛達と出会う。

毎日私は駅に向かう。誰もいない、その駅に。 ◆藤光様の自主企画【三題噺の競作】「定期券」「電車」「リップクリーム」参加作品。

ついさっき大事件が起きたんだ。 巷で話題のGが、ついに我が家に現れたらしい。こうなったら、駆逐するしかない！ ◆野林緑里様の自主企画「私の考えたネタで作品作ってくださーい」参加…

ホラーな小説の設定だったり、恐怖の魚やドヤ顔のチワワ等々、変な短編集めました。 ※この物語はフィクションです。

シャカシャカシャカ 　目の前の緑の苔を少しずつ食べる。 　俺は茶色い沼エビ。名前はない。 　いつもの食事は、緑色の苔だ。岩に張り付いて、シャカシャカと緑の苔を食べるのが日常だっ…

夏の暑い日差しが照りつける中、立体駐車場から車を発進させる。 ——何処へ行こうか。 行き先を決めるのはいつも私だった。

ノラネコになりたいと思った私は、自由を望んでいた。 自由とは、存在するのだろうか。