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カクヨム甲子園プロット8/10本ノック

だんだんつらくなってきましたね……ここでテーマ変更です。
「扉の向こうは不思議な世界」に戻ります。
このテーマであと3本書いていきますよ。
このテーマが一番本数書きやすいはずだから、2テーマより1本多く書いて10プロット。
そして図書カード&とりぬいぐるみ抽選権利を獲得するのです!
前回は、現実と対になる空間に迷い込んだ主人公のプロットを作りましたので、反対で行きましょうかね。
そして、扉に入ったら二度と戻れない、そういうお話。

・テーマ
入るの? 入らないの? いい加減に決めなさいよ。

・世界設定
いじめはあるし、不況だし、親は怖い。
主人公にとって、そこは全くいい世界じゃない。
でも、それはみんな同じ。
他の世界になんていけやしない。
みんなそう、信じている。
現代世界。

・キャラクター設定
主人公は、いじめに悩む中学生。何かしたわけじゃないのに、いきなりいじめの標的にされ、耐え続けて早2年。受験に差し掛かってみんなのストレスも増えてきたのか、いじめは過酷さを増していた。でもそれは、なにも主人公の周りの人だけじゃない。主人公も上がらない成績の挙句、両親に暴力を振られているのだった。

・ストーリー
自分から命を絶つつもりはない。
けれど、みんなひどすぎる。
同級生にひどく殴られ、お腹に大きなあざができた。
テスト用紙を親に渡すと、「どうしてこんな点数取れるの、こんな子うちの子じゃありません」って、また殴られた。
痛いお腹をもう1度殴られ、僕はふらふらと自分の部屋へと逃げ込む。
そして、ゴミ箱に向かって吐瀉する。
「向こう側、行きたくない?」
そんな僕の前に、現れる一人の女神と扉。
その女神が言うには、その扉の先は不思議な世界、こことは違う世界につながっているという。
僕は一も二もなく、その言葉に飛びつこうと、扉に手をかけるが、慌てた女神によって止められる。
「ほ、ほんとにいいの? 行ったらもう二度と帰ってこれないんだよ?」
あまりの僕の即断に女神は戸惑っているらしい。
そう言われて僕も、少しだけこの世に未練があるんじゃないかという気になってきた。
「じゃあ、女神様。決めるために、僕の話し相手になってくれる?」
僕は振り返る、この世界での出来事を。

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