私が最初自叙伝を書く際、決めていたことがある。
初めて文章化した時は治療目的だった。
すなわち嘘は書けないという事。。
それから、自分がしでかした事も正直に書こう。。
そうでないと、人生を語った事にはならない。。
傷つけられ歪んだ心でやられっぱなしって?
しかもすさまじい苦しい思いをしていて、
果して自分だけは品行方正なのか?って事。。
何かしら恥ずかしい事や失敗をやらかしていてしかり。。
自分にとって負になる部分だけは包み隠して
私はこんなに被害者なんです!って。。。
それじゃ人間味が出ないし。。。。
紙の出版であれ、ネット上であれ、
その辺をオブラートにくるんでる自叙伝ってどうも嘘くさくなってしまう。
心情が繋がらないというか?ここからここへ行くって途中経過は?
って経験者で文章化してみた人なら気づくのではないか?
そこまで赤裸々に書くか?ってことだけれど。。
でも、書かないと書き切らないと真実にはならないし、
同情だけがあつまっても面白くはない。。
徹底的にやるだけの事はやったよ!って方がやっぱり人間臭くっていい。
加害者には加害者の抱える闇もあり、綾もある。。
被害者だって、闇で苦しみ、連鎖させた綾がある筈。。
心の中は何重構造にもなっている筈。。