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バター猫のパラドックス

追い詰められないと何もやらない。出来るならやりたくない。
言い訳ばかりがひしめき合う赤星士輔です。


パンは常にバターを塗った方から落ちる。
猫はどんなに高い所からでも、必ず足から着地する。
以上の事から、バターを塗ったパンを猫の背中に紐なんかでくくりつけてから落とすと、パンと猫が空中で回転し続ける永久機関が出来るそうです。

そんな『バター猫のパラドックス』の話を三段論法を駆使してついつい嬉しそうにしてしまうのですが、バター猫の周りを宇宙が回り続ける可能性を言及している人は居ないのでしょうか。


まずバター猫の周りを地球が、整合性を保つために太陽系が続いて銀河系、やがては全宇宙が猫を軸にして光速よりも早く回り始めるのです。

パンを背負った猫は回転しておらず、実は空中で静止しているのです。
太陽が動いているのではなく、地球が太陽の周りを公転しているように、バター猫の周りをグルグルグルグルと我々が異様な速さで回っている可能性があるのです。

さぁ、いまこそ。この世界の中心であるバター猫様を崇めるのであります。


などと宗教っぽい話を思いついて、なんだかとても都合がいい話だなと思いました。


世界の中心で愛をさけんだけもの。
きっと鳴き声は『にゃぁ』です。


それではまた。

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