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三周年ということで

 ※青い鳥の方にも同じ文章を上げています。

 ほぼ全ての人にとってどうでも良い事でしょうが、カクヨム様に掲載している『幻界血風譚』は本日で3周年となりました。文章書き始めて10年ですから、3割を費やしている計算になります。と書くとちょっと怖い。
 本日時点での話数は125話、文字数は96万字と、正直どうかしてんじゃないのかという数字になりました。これで半分ですから、実力に見合わないとんでもない事してるなという実感はあります。
 設定は大幅に変わりましたがヒビキ君は7年前、俺が高校2年生の時に生み出したキャラクターです。実際に話として形にするまではそこから3年がかかりましたが、付き合いの長い子になっています。
 青い鳥やら本編での扱いは色々とアレですが、今では幸せにしてあげたいと全力で思っていますので、彼が幸せになるように頑張ります。
 ただ、ここまで長々と続けて来られたのは疑いようもなく読者の皆様のお陰です。結果を見れば分かる通り、賞を取ったり書籍化するだけの実力が現状無い僕の作品は、色々と駄目な点もあると思います。
 作品を書いてオープンな場に投稿している時点で、読まれたい、評価されたい欲に塗れていないというのは嘘になりますが、本作や公募用を書いていて実力不足で心が折れそうになる時は毎日のようにあります。
 そんな中で、貴重なお時間を割いて本作に触れて頂き、ある方から面白いと言って頂けたからこそ、僕は書く事を止めずに、そして現状に満足せずに向上したいという気持ちを持ち続けて書き続けられました。
 本作を通じて、素晴らしい創作をされている方と触れ合う機会にも恵まれ、多くの刺激を受けて物事を見る幅も広がるなど、単なる作品以上の物を僕に齎してもくれました。
 陳腐な言葉になって申し訳ありませんが、本当にありがとうございます。作品に投げて頂いた言葉は、全て記憶に残して時折思い出しては自分を奮い立たせています。
 3年で、僕という人間は心身共に大分摩滅したなと実感はあります。ここから先、何処まで書き続けられるか、そもそも生きているかすら見通しはないのが実情です。
 ですが、ここまでお付き合い頂いた登場人物の着地点を見たいという気持ち、読んで下さっている方にそれを提示したいという気持ちは嘘偽りの無い物です。
 やれる限りは、自分のその時持っている全力を絞り出して書く、話を書き始めた頃からのスタンスを守り続けて書いていきます。
 
 ほんの少しでも、本作に触れてくれた方に心からの感謝を。
 そして、これからもよろしければよろしくお願い致します。

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