元々、帆船とか好きな子供だったのかもしれません。
小学生の頃、王道になりますがスティーブンソンの「宝島」とか、「十五少年漂流記」とか、「ロビンソンクルーソー」とか読んでました。
中学生の頃、図書館の児童書コーナーで、決定的な出会いが。
それはアーサー・ランサム全集。
イギリスのヴィンダミア湖を舞台にした、二組の少年少女のきょうだいたちが、小帆船を巧みに操り、湖の島で探検家になったり、海賊になったりと、冒険する物語。
第1巻の「ツバメ号とアマゾン号」。印象的な冒頭シーンがあります。
二組のきょうだい達の一つ、ウォーカー4兄妹。
末っ子のロジャーが草原を両手を広げて走るのですが、ジグザグに丘を駆け下りるのです。
自分は帆船だから、向かい風で進んでいるので、間切っているんです。
すごい表現ですよね…。
それとも船に乗る子供はこういう遊びをしていたのでしょうか。
彼等の乗る小帆船(ディンギー)の図解も詳しくて、こうやってマストを立てるんだ~とか、帆の広げ方とか、ジャイブはこういう時に起きるんだとか、帆船の操船も詳細です。
好きなお話がたくさんあります。
また読みたくなりました。