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時間差攻撃

というわけで(どういうわけだ)、『赤い髪飾りの女』という1500文字くらいの短篇を公開しました。
ホントは昨日なろう様にアップしたお話なんですが、1日遅れでこっちに転載っていう形になったのは…まぁ単純にめっちゃ眠かったから(何)

泉鏡花の『凱旋祭』という短篇を終始イメージして書いたものです。
簡単にどんなのかって言いますと、戦争で夫を喪い未亡人になった女性が祭の喧騒の中でひっそり潰されて死ぬっていうただそれだけの話なんですが←

どっかでも言ってると思うのですが、私は泉鏡花の作品が好きなんですよね。残酷で深く考えると訳わかんないんだけど、とにかく耽美な雰囲気に酔いしれちゃう的な感じの話。
彼の作品はもちろん長篇もいいのですが、やはり短篇にこそ本来の魅力があるなと思うんです。
だから連載はもう少し…アレなんですけど、短篇に関してはこういうのをどんどん書いていきたいなっていうのが理想だったり。

まぁ、こういう雰囲気のが書きたかったんだなっていうのが何となく雰囲気で伝わってくれれば幸いかなと思います。

3件のコメント

  • 凛 様


    はじめまして。
    にぎた と申します。

    『赤い髪飾りの女』を読ませて頂きました。
    読んでいる最中から、鏡花っぽいなと思っておりまして、そしてこのノートを読んで、やっぱり! っとなりました。

    僕も鏡花が好きでして、学生の頃は、恐れ多きながら名ばかりの研究もしてました。

    凛様の今回の作品を読んでいて、鏡花のような耽美で、深く濁った世界の物語を感じました。

    また、鏡花の作品が読みたくなるような、そんなお話でした。

    中身のない、退屈なコメントで申し訳ございません。
    失礼致します。


    にぎた
  • にぎた様

    初めまして、コメントありがとうございます。
    確か以前『プラチナと白檀』の方にもレビュー下さった方ですよね?重ね重ね、心より感謝申し上げます。

    拙い文章の中に、鏡花を感じて頂けて嬉しいです。
    鏡花作品にお詳しいということで、甚だ恐縮ではありますが、あの耽美な世界観に少しでも近づけていたらいいなぁと思います。
  • 凛 様


    おはようございます。
    拙い文章など、とんでもございません。
    鏡花のような幽玄な雰囲気を、しっかり感じることができました。

    「プラチナと白檀」も、鏡花の匂いがしました。
    謎多き女性。母性のある少女。そしてそれらに惹かれる男性たち。
    「赤い髪飾りの女」が、手を合わせた故人は、歳上の男性なのかな? っと僕は自然と想像しちゃいました。
    鏡花や川端ならきっとそう書くと思うんです。

    本当に鏡花がお好きなんだなと、二作品を読んで、そう感じました。


    にぎた
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