@shiguremutsu

普通から逸脱し、傷を負った私たちは寄り添えるのか。 それとも落ちていくだけか。

自由という罰を手に入れてしまった。 全てを決められていた鳥籠から今更手放されたって鳥は飛び方を知るはずもない。

百合好きによる、百合好きのための新プロジェクト！ ファンタジア文庫『GirlsLine』用に書き下ろされた特別SSを掲載しています。

あの異修羅がソーシャルゲームとして登場！ 簡単操作で奥深い戦略バトルと、壮大なストーリー！ 豪華声優陣による個性豊かな修羅達を仲間にしよう！ さあ歩みだそう、新たなる冒険の世界へ…

いつまでも時間が進まないように。 いつまでもそれらを忘れないように。 いつまでも留めていられるように。 忘れ去られたものが集く街がもしも本当にあるのなら、自分が壊してしまって原型…

常に変わり続けてしまう虹の濁流のような日々の中、落ち葉につけた足跡が風に吹かれて無くならないよう蹲って風を遮っている。

知らないことって罪だという。 なら、小さい頃の出来事を忘れてしまった時はどうなるのだろう。 忘れることすら罪なのだろうか。

世界で幸福の量は決まっている。 誰かが幸せになれば誰かが不幸に。 誰かに幸せを分け与えれば自分が不幸に。 だから、これまで演じてきた皆が不幸であれば、理由はなんであれ私が幸福にな…

たとえ嘘だったとしてもあなたが知る必要がないのなら この心も考えも黙って奥底にしまっておくよ。 忘却もあなたにとって救いなら悔恨も惜しむ気持ちにも蓋をするよ。

一区切りと一休み。 さまざまな不可思議に襲われた後の羽休めは雨に打たれるばかり。

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人間は生育してきた環境、そして遺伝で決まる。 考え方も性質も全ては自分以外のもの由来で形成されている。 だからこの苦しさも不幸も自分のせいじゃない。

社会が狭いとはよく言ったもので 過去とうまくつながりだしては 不確定な未来の端くれが生まれるものだ。

多くのものを得て、多くのものを捨てた。 多くのものを忘れ、多くのものを大切に抱えた。 雨の止むその日を夢見て、私たちは必死に生きていた。

7月4日。私の意識はぷつりと途切れた。 7月5日。私は一部の記憶に蓋をして生きていくことになった。 全てを奪ってもなお私を慕うあなたの姿は 無知故の幸せを享受しているようで、 心…

昔別れた大切な人のことを 忘れられずにここまできた。 もう子供じゃないのだから会いたくもなるよ。

嫌なことがあっても嬉しいことがあっても 疑いようもなく明日はやってくる。 昨年も今年も、その先もきっと。

あなたの声を聞くのも あなたに意識を向けるのも あなたに気づくことだって ただの使命感だから

もぬけの殻と残された人の感傷と。

好きなことを見つけられていない人は、好きなことがあっていいなって言う。 でもそんな甘いだけのものじゃない。 本当に好きだからこそ、好きは悩みの種。好きだからこそいつだって苦しい。…

過去ってどうしても捨てられない。 だからこんなところにいる。

あなたには大切な記憶がある。 とてつもなく幸せな記憶が。 たとえそれが嘘だろうと、今目の前にある景色が幸せなれば、それは本物になりうるの。

夏の終わりが秋の始まりと 一緒とは限らない 夏の切れ端がいつまでも 脳の隅に残るのだから

うちと、うちに手を差し伸べてくれた人へ

みんな、夏を知らない。 終わるものだとわかってるふりをしてる。 ね、君も。

生まれた時からずっと一緒。 自分の半身はいつまでも纏わりついてくる。 家族とはいえ、全てが嫌いだった。 だから全てを奪うことにした。

永遠に止まない雨はないけれど 雨は季節関係なくいつだって降った。 いつだって私たちには雨が欠けていた。

もしもの話。 願いが叶うとしたら何を願う？ 今持っていないものを欲しがるのは当たり前。 だから、私も当たり前に則るだけ。

私たちは昨日と変わらぬ今日を そして明日を生き続けて、 やがて息詰まるだけだと思ってた。

いつまでも森の奥の沼に浸って眠っている。 無くしものは隠した時から日の目を浴びることを恐れていた。 それでいいと思っていた、それがいいと思い続けている。

4月はいつだって始まりの物語の宝庫。 その季節ももう時期猛暑と雨に姿を隠す。 それまでの束の間の探検日和。

私たちは誰一人として 正確な未来はわからない。

不運なことに見舞われながら 幸運なことに出会うことができた。

私はあなたがいなくても 生きていかなきゃいけないね。

そう言い合えるのは 凄く特別なことだったって知らなかった

パパもママも友達も どこにいるのかわからない。 わかるのは、あたしは2年前に 死んでいたらしいことだけ。

離れた絆と離した絆。 大切なものほど負荷になって、 気づいた時にはいつも星があった。

今年はどんな年だったか。 思い出そうとしても、断片しか浮かんでこない。 そんなもんか。

「負けるな。」 あの日の記憶は今も呼吸をやめていない。 やめるどころか美化されて どんどん鮮明になっていた。

皆、翳りを抱えてる。 日常という翳りを両手いっぱいに掬って 大切に育ててる。

優しい嘘はあるべきか。 知っていても尚黙っていることは 愚かさか、それとも優しさか。 本当の友達であれば どちらを選ぶのが正解なのか。

不可解な出来事に呑まれた後、 残るものは一体何か。 目まぐるしく変わる環境下で 私たちは何を思うのだろう。

私には、人に言えない秘密がある。 吐露したくない過去がある。 人には吐けない思いがある。 それをひとつも溢さないように 大事に大事に抱えるのだ。

ルール ・8／31までやり遂げる！ ・最高の夏休みにする！

夏は、多くのものに 光源と影を与えてくれる。

もう1度はじめからやり直せるなら 私はもう間違えない 間違えたくない

仕方ないこともあるだなんて それは甘えだろうか。 逃げているだけなのだろうか。

あなたにも家族がいて あなたのことを大切に 思ってくれている人がいる。 それを時に忘れてしまうのは 私が愚かな人間だからなのかしら。

私はあなたがいなくちゃ 生きていけないの。

明日は楽しいことが起こる。 そう予言できる。 だって、気づけばいいだけだから。 何気ない幸せに気づけばいいだけだから。