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レビューを頂きました! 神滅ぼしのスーサイダー

レビューを頂きました!

これは自分の勝手な予想ですが、七海 まちさんは「異世界転生ものについて考える」というエッセイをお読みになった後「ええ!? なんだかんだ言って異世界転生もの書いてる!?」と思ったのだと思います。

以下、レビュー内容。

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ひと味違う異世界転生もの
★★★ Excellent!!! 七海 まち

私はいわゆる昨今の異世界転生ものブームに食傷気味な人間なのですが、この作品は他のものとは違うと感じました。

主人公は、自殺をすることで異世界に転生し、魔王となります。
この転生する契機としての自殺が、単なる経過ではなく、物語に大きな意味をもたらしています。
自殺したことを神に買われて魔王となるわけですが、神の浅はかな目論見通りにいくはずもなく、主人公は神に抗い、新たな命を生き抜こうとします。
その過程で、主人公は大いに感じ、考え、葛藤します。前世の苦悩も消えてはいません。

この作品には、安易さがないのです。極端な設定で読ませるのではなく、悩み苦しむ生きた人間の姿を描くことで、読者の共感を得て、感動を呼びます。
その姿勢がすばらしいと思いました。
この先も楽しみにしています。


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異世界転生ものブームに対して食傷気味な方に読んで頂けたうえ、「これは違う」と思って頂けたのは、我ながら運がいいなと思いました。
やはり人間「先入観」と言うものがありますから、それを覆すのはなかなか難しい。少しでも琴線に触れなければ、「なんだただ迎合しただけか」という意見になってもおかしくはありませんから。
そう言った意味合いで、自分は本当に読者様に恵まれています。
本当にありがたいことです。


七海 まちさんのページへは下記URLから
https://kakuyomu.jp/users/nanami_machi

2件のコメント

  • >「ええ!? なんだかんだ言って異世界転生もの書いてる!?」

    ……思ったかもしれません(笑)

    でも、読み出してすぐに、新しいことに挑戦しようとする詩一さんの気概を感じました。安易にテンプレに逃げずに、テンプレを逆に利用して新しい小説を構築するというのは面白い試みだと思いました。

    やはり小説というのは、「強くてニューゲーム」や課金ガチャのような安易な快感を提供するものではなく、作者の生を読者が追体験するようなものであってほしいと願っています。その意味で、「神滅ぼしのスーサイダー」ははっきり小説でした。こうした作品に出会えて、うれしい限りです。
  • 七海 まちさん
    コメントありがとうございます!

    自分は誤解を招く様な作品ばかりを作ってしまうので、誤解なく伝わった事が本当に嬉しいです。

    仰る通り、「逆に利用できないか?」という思いから製作しました。異世界転生ものの良いところだけを抽出して、自分のエッセンスを混ぜ込めば、私の考え方が嫌いな方も読んでくださるのでは? とか。邪な考えがありました(笑)

    前回は「お母さんは魔王さまっ」で同じ様な事をやろうとして、リア友に「詐欺やん」と言われたので、そのリア友に向けたアンサー的小説でもあります。

    七海 まちさんのように深くまで読んでくださる方に出会えて良かったです。
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