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カオスメモリー あとがき

突然ですが解離性遁走ってご存知ですか?
過去の記憶を失い、そのときの家族や職場を離れて知らない場所にいってしまう病気です。
原因は何らかの精神的ストレスだそうです。
(お話に出てくる症例はストーリーの都合上実際の解離性遁走とは多少異なっています)

この病気を初めて知ったとき、私は時間というのは私達の認識に関わらず、水が上流から下流へ下るように過去から現在、未来へと一続きに流れていくものだと思っていましたが、実はそうじゃなくて私達の脳が勝手に「これは過去、これは今」というように記憶を整理して時系列になるよう並べている、という事実に驚きました。もしかして地球の誕生も、生物の進化も、さらに人類の滅亡もホントは全部いっぺんに起こっている可能性もあるんじゃないかと思ってワクワクしました。それでこのお話を書きました。

最初はもっとミステリーとかSFぽい話にする予定でした。でも書いている内に全然違う話になってしまいました。でも良いラストが書けたので結果満足しています。終わりよければすべて良し。そう昔の人も言っていました。

もうこれで5作目かな?最初はPVや応援を頂けるまで結構時間がかかっていたような気がしましたが、カオスメモリーは割とすぐ反応を頂けて凄く嬉しかったです。見てくださった方、ありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

ちょっと堅苦しいあとがきになってしまってすみません。小説のほうがもう少し分かりやすいので、読んでくれると嬉しいです。

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