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短編『アマサギ』を掲載しました。

拙作をお読みくださる皆様

こんにちは、佐藤宇佳子です。近況ノートへとお越しくださり、どうもありがとうございます。

犀川 ようさま(https://kakuyomu.jp/users/eowpihrfoiw)主催の自主企画、第一回さいかわ水無月賞のための短編を書いてみました。テーマは「雨」、三千字以上六千字以下の小説というレギュレーションです。


第一回さいかわ水無月賞
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093078387055933

『アマサギ』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078588237251

私の作品はすべてタイトルを「鳥」シリーズにしている(タイトルに鳥がつかない短編三篇はすべてもともと『ハシボソガラス』用でした)ので、今回も例にもれず鳥タイトルです。

短編というのは、なにより、表現と文体の勉強の場だと思っているので、今回もいろいろと遊んでみました。やらないほうが……と、やんわり釘を刺されたことも、やってみました。

最近、文章を書く意味を考えることが多いです。もともと表現と言葉に対する感覚を磨きたくて始めた物書きですが、いまだその成果は実感できません。書きあがったものを読み直すのは、楽しかったり苦しかったりします。書いては手直ししを繰り返しているときは、苦しくて仕方なかったりします。総和をとると苦しいほうに偏りそうで、これって趣味としてどうなの、と思わないこともないです。せめて、表現と言葉に対する感性磨きに、もう少し良い手ごたえが出てくると嬉しいところです。

写真は晩春から初夏に通勤路に咲く、カラーリングのおそろしげな花です。通勤路一キロくらいにわたって生えているのですが、花の大きさ、花弁の形状、黄色い部分の色調、褐色と黄色のバランスにバリエーションが大きく、交配系統図を思い浮かべたりします。

4件のコメント

  • ジャノメソウ、ウチの辺りはまだ咲いてませんが、いよいよ夏の始まりという感じがしますね。
    作品作りへのストイックな姿勢、なかなかできるものではなく素晴らしいです。また拝見させていただきます(*^^*)
  • おはようございます。
    朝からすごいものを読ませて頂きました。こういう作品に出会えるとほんとに読書って楽しいなぁと思います。まだうまく言葉がまとまらず、作品の方にコメントできてなくて申し訳ありません。今回も何度も読ませて頂きます。
    それにしても二人称の次にこれを持ってくるとか、カッコ良すぎますね。私には一人称と呼んでいいのか分からないです。いやーすごい!
  • カワセミさま

    こんにちは。近況ノートへコメントいただき、どうもありがとうございます!

    ジャノメソウというのですね! ありがとうございます。

    蛇の目、いや、私には邪の目に見えます (^^;) 朝日が出るか出ないかの薄明かりの中でこの花を見るのは何ともまがまがしい感じがするのです。褐色の目玉にあたるところが、怖い……。

    作品作りにストイックな姿勢は……ないですねえ。進むべき方向性が見えず、行き詰ってはひとり悶々としていることの方が多いです。もっと読書が必要なんでしょうね。
  • しぇもんごさま

    こんにちは! わざわざこちらにまでお越しいただき、ありがとうございます! コメント嬉しいです。

    あはは、すごいもの、です。なんじゃこりゃー! っていうね。

    小説における人称とその効果について最近考えることが多く、それで先の二人称があったのですが、その流れからの、『無人称』になりました(『無人称』と呼んでいる方がいらっしゃいましたが、その言葉が適切なのかどうかはよくわかりません)。

    この作品に『無人称』を選んだ意図はないわけではないのですが、果たしてそれが生きているのかはよくわかりません。そもそも、登場人物がふたりという段階で、無人称の効果は期待できなかったのかも (^^;)
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