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“ストーブ” 完結して一筆

先ほどストーブの第07話を投稿させていただきまして、本作は無事完結となりました。
第01話の投稿が4月頭ですので、丸二ヶ月かかった計算になります。
まず第一に、この二ヶ月の間に二度も投稿を見送ったことを謝罪させていただきます。
少し忙しかったのは本当ですが、決めたことを守るのは大事なことです。守れなかったことを反省して、また励んでいきたいと思います。

さてお話の方ですが、SSのつもりで書き始めて、気づいたら24000文字に届きそうでした。まとめる力の無さを痛感します。
必要だった描写、終わってみれば必要なかった描写、持って回った言い方、等々見直すべきところは山とあります。
作品の背景として存在する様々な要素を、描こうとしてしまっていたのです。
この作品としての終わり方は、第01話を投稿した時点から考えていたものです。流れも大筋は当初の予定通りでした。
しかしそれを、マグカップのせいぜい倍くらいで納まるだろうと思っていたのが大間違いでした。

どうしても省けなかったものは、文香が電話を受ける場面、お葬式の場面、そして実家に帰る場面です。しかしその中でも、お葬式の場面で登場した「サトちゃん」の描写は、結果的に必要なかったと言えます。
彼女は香織の親友であり、天然気味で抜けたところの多い香織を支えるしっかりした女性なのですが、今回の作品において彼女は完全に脇役でした。彼女に対する文香の感想など、必要なかった描写の最たるものです。
そういったものを削ればもっと短くできたはずです。

ストーブは今回で終わりとなりましたが、これから先も文香の人生は続いていきます。特に最終話のラスト、電話をかけるシーンですが、実はここで遊びに来ていた「サトちゃん」がたまたま電話を受け、文香の正体に思い当たって文香を糾弾し、香織に取り次がず電話を切ってしまいます。
そこから文香の贖罪とも言える奮闘を描くつもりでしたが、どう考えても長くなってしまうので、ここで一区切りをつけておしまいとしました。
そのため、「サトちゃん」の描写が入っていたのです。
最初はここで電話をかけて終わりにするつもりだったのが、考えていったらもう少し書きたくなった。でもやっぱりふくらみすぎるからやめた、という道程です。
結果として必要なかった、と言ってしまえば簡単ですが、これは私が風呂敷を広げすぎたというだけのことです。
多くの場合、ラストシーンを考えてから物語を作っていますので、ラストシーンの先を描こうと考えたのがまず間違いでした。
この話はここまでとして、続きを描くならそれは後日談やスピンオフのような形で描くべきだったと今では思います。

ともあれ、本作品はいちおうの完結を見ました。文章にムラがあり、とても読みやすい作品ではなかったと思います。
独りよがりなものになってしまっているかもしれません。描写が足りずに伝え切れていないことも多くあるでしょう。
その全てをきちんと反省して、次に生かしたいと思います。
ありがとうございました。

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