本作に登場するあやし者たちの種族(どの妖怪がベースか)と能力について、せっかくなので簡単にご紹介しておこうかと思います。
久坂弦瑞:六尾の妖狐
幻術と青い炎の操作が可能。炎による直接攻撃もできるが、基本的には幻術による騙し合いが本領であり、戦闘能力はそれほど高くない。幻術を応用し、精神干渉に近いこともできる。
高杉信作:天狗
風を自在に操ることで、攻撃、防御、移動、情報収集を全て網羅する。妖力の量も豊富であり、種族としては弱点がない。(本人の資質で体力がないのが唯一の欠点)
吉田瑛太郎:鴉天狗
高杉(天狗)と同じく風を操り、攻撃、防御、移動、情報収集を全て網羅する。妖力の量は高杉に劣る。緻密な風の制御が得意なので、情報収集の精度が高い。
入江玖一:猫又
猫のような俊敏性と柔軟性を有しており、戦闘向き。特に敵の攻撃を回避しつつ、浅い攻撃を入れ続けてダメージを蓄積させる戦法が得意。嗅覚も鋭く、匂いに敏感。
伊藤俊介:鎌鼬
風を操るが、高杉(天狗)や瑛太(鴉天狗)とは異なり、操る風は全て鋭く尖ったもの。それゆえ移動や情報収集はできず、周囲を切り裂く攻撃に向いている。
寺島宙三郎:座敷童子
住み着いた家の人間に幸福をもたらす。それ以外の能力値は全て人間と同等である。あやし者が人間から排除されている今は、住まう家が存在しないため、何もすることができない。
赤禰武都:雪女
女性が多い雪女のあやし者の中では、非常に珍しい男性のあやし者。氷を自在に操り、攻撃も防御も可能。相手を凍らせて、傷つけずに拘束することができる点が特長的。
桂小悟郎:百々目鬼(どどめき)
遠視と読心ができる。種族としては戦闘力が全くないが、本人の資質で刀を扱えるので、相手の心を読んで次の手を先読みし、刀で相手の攻撃を捌くことは可能。
吉田松印:蜃(しん)
霧を自在に操り、破ることが非常に困難な高度な幻術を霧の中で構築することができる。霧の展開範囲内においては、同士討ちを誘ったり、自分の存在を完全に隠すことさえ可能。