この度は箱庭のスノーホワイトをお読みくださりありがとうございます!
作者です。
今回は第4章が終わったので、その後書きとなります。
さて、拙作も連載開始から1年も経ちまして、文字数で言うとなんと70万字以上です。
文庫本で言うと6巻ぶんでしょうか。
書きたいことがたくさんあったので、長いシリーズになるんだろうな、というのは執筆し始める前から分かっていましたが、いざ公開した文字数を見ると辿ってきた道なりの遠さに驚かされるばかりですね。
と言いつつ、本編では人生初の恋人でふたりにとっては初めてだらけの本章。
もしふと偶然このページに行きつき、まだ未読だよというかたは、ぜひ読んでみてくれると嬉しいです。
くるみさんのめちゃくちゃな可愛さはばっちり保証できる、そんなピュア系な現代ラブストーリーです。
いちおうライトノベルのつもりで書いていますが、いわゆる既存のラブコメラノベとはまた一風違った作品で——なんせコメディがぜんぜんないので——少女漫画っぽいエッセンスもあったりしますので、男女問わず楽しんでいただけるかなと思っています。
後半のほうはサブキャラ視点の群像劇が続きましたが……いかがでしたでしょうか。
これは私の予想ですが、もしかしたら本編のふたりをずっと見てたい、というかたの方が多いんじゃないかと思います。
もともと群像劇の受けが悪いことは知っていたので、正直ハイリスクローリターンだとは思っていました。
けどこれは商業誌じゃなくWebです。自由に書いてしかるべきです。
サブキャラの物語も始めた以上、投げっぱなしにするのではなく、しっかり心理描写をしてから納得いく形に落としたいという思いがあったので、このような形となりました。
というわけで作者としては満足した出来だったりします。
漫画だとサブキャラ視点を至極ナチュラルに書けるので、そういうところが羨ましいですね。
次は第5章。今まで謎に包まれていたくるみの父と母が出てきて、くるみとその家族に切りこんだお話となる予定です。
本章の後半が甘さ控えめになったので、二人の甘いシーンは目白押しにしたいですね。
時期的にはクリスマスのお話になると思いますので、上手くいければリアルのシーズンに合わせられるかも……ということで執筆がんばります。
また連載再開の目処が立ちましたらお知らせします。
以上後書きでした。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
また次の章でお会いできますように!