「近未来冒険譚」登場人物・3(10章時点)
龍宝サクラ
16歳(女)。龍宝財団の令嬢。亡き母に憧れて、冒険者を目指す。ポジションはサポーター。ユニークスキル【聖女】は英傑シリーズと呼ばれる希少スキルであり、持ち主に奇跡の力を授ける。自身の考えた術式を、決めた呪文によって発動できるよう事前にプログラムしておくことで、魔法のように使用することが可能となる。その効果は治癒・攻撃・防御・阻害と多岐に渡り、貴重なヒーラーの中でもトップクラスの性能を誇る。性格は、大人しく消極的で、絵に描いたようなお嬢様。
龍宝モモカ
14歳(女)。龍宝サクラの妹。箱入り娘のように育てられた姉とは対照的に、放任主義で育てられた。ポジションはサポーター。ユニークスキル【氷結】は氷を操る念動力。無詠唱でも使えるが、技名を決めた方が格好良いということで魔法のように使っている。実際、そうした型にはめることで威力が増してるのも事実である。フィギュアスケートを習ったり、『エクスプローラー』の冒険についていったりと、姉に比べて遥かに行動派であり自信家。幼い頃に母を失っているせいか、サクラを母代わりに慕っている。
雪鐘ミク
15歳(女)。ユキミという名前でSNSを使った配信活動をしており、そこそこの登録者を持っている。その手腕を買われて、『エクスプローラー』のストリーマーに抜擢された。ユニークスキル【写真術】は、撮影技術が向上するという凡庸なもの。このスキルのせいもあり、サポーター志望からストリーマーへと転向した。性格は社交性の高いお調子者。しかし、実際は傷つきやすい臆病者だったりする。
綾小路レイカ
16歳(女)。冒険者協会・会長の孫娘。ピアノや水泳などを習っていそうだが、実際に学んでいたのは柔道やアマレスというゴリゴリの体育会系。『ゲーティア』一年・ロークラスAの生徒。ユニークスキル【怪力】は、その名の通りパワーを向上させるシンプルかつ強力なスキル。前述した技術と組み合わせることで、そこそこ巨大な魔物ですら投げ飛ばしてしまう。性格は高飛車で、サクラとはまた違ったタイプのザ・お嬢様。プライドが高く闘争心も激しいが、ちゃんと他者を思いやる心も持ち合わせている。