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自由散文詩掌編『破壊』『創造』零れ話

『破壊』の『一羽』、『創造』の『雪解け』の主人公は前近状ノートに書きました親族を主役にした詩です。
祖父から見た伯父なので、かなり前の方です。
『一羽』は祖父の記憶が定かではないので日清日露のどちらかだとのことです。どうも変わった方だったらしく、戦争事態よりも人を殺める事を嫌い、規律違反を繰り返していたけれど、うまく誤魔化していたとの事です。
「人間を殺めるべからず」ではなく「人間を殺めれば俺が死ぬから駄目だ」の心だったと祖父は言いました。
そこからの『雪解け』でした。
己がやらずとも、同志を得ても誰かが奪い去る「誰かの幸せを願う頃」と歌にありましたね。
苦渋を経ての伯父は、ド田舎(青森とか雪深い場所)に移り住み、そこで余生を過ごしたそうです。
伯父は頭が良く、よそ者でありながらも村人に好かれ頼りにされ、週末になれば村人が家に集まり宴会をする程の人望を集めていました。
それもあって祖父の待遇はよかったそうです。
いっつも「寒いし命令されるし雑用されるし最悪だった」と言ってますけどね。

まだ祖父には怪談エピソードや色々と話を聞いているので形にしていきたいと思います。

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