突発的に新作を公開しました、鈴江さちです。
「10年選手のホテルマン」ってタイトルなんですが読んでいただけたでしょうか?
昔、遥か昔にちょっとだけホテルのフロントマンをやっていた時期がありました。
あの頃の感覚や意見、人間関係なんかをリユニオンして、一つの作品にしてみたのですが、現実離れしてるよなぁと思いながら執筆していました。
作品とは違い、実際のホテル業務は多岐にわたります。
ですが、緩くてふわっとしてボケっとした雰囲気にしたかったので、「10年選手のホテルマン」は架空の職業として、あり得んわあと思いながら楽しんでいただけたら幸いです。
実際、あの頃周りにいた人たちは、何を考えていたんだろう? と思いを馳せた事から生まれた今作。
恋愛の要素を含めた事で、若干浮世離れしていますが、毎日顔合わせてダルいわあ、イヤだわあじゃなくて、仲間として結束してる集団が書きたかったのです。
会社って、特殊なコミュニティだと思います。
もしかしたら家族よりも一緒にいて、友だちより近くて、でも他人っていう、特殊な関係。
大人らしい大人って、ほとんど居ない気がします。
どっかで人間臭くて、どっかで間が抜けていて、信頼と愛情が混じり合ってしまうような、そんな世界をこれから描いていけたらと思ってます。
以上、職場の人からたまにプライベートで電話がかかってくると嬉しい、鈴江さちでしたぁ。