ホーリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』(原題『A GOOD GIRL'S GUIDE TO MURDER』。直訳すると「よい子のための殺人事件ガイド」?)読了。
この小説は主人公の少女が濡れ衣を着せられた少年の名誉を回復するために、高校の自由研究課題にかこつけて過去の少女失踪事件を捜査していく話である。
最終的には真犯人が明らかになって少年の無実は晴らされるわけだが、それに寄与した要素としては主人公に協力してくれる少年の弟の機転、SNS、もちろん主人公の利発さと科学的思考、そしてFOIA(情報自由法)に基づく情報公開。
情報へのアクセスと科学的思考に基づいた理性はきっと世の中を良くしていく。