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『弱虫運び屋の右腕は殺人オートマタ』あとがき

右腕が暴走する。
右腕に未知の生物が寄生する。
右腕が変形する。
右腕が機械になる。

そういうのは古今東西、男の子のロマンだと思います。
厨二病でもある僕も一回や二回、いや、数百回は影響されてマネしたものです。

今回の物語は厨二心をくすぐるような話ということで構想を練りました。
追放ものだけど、よくある西洋ファンタジーじゃない雰囲気にしたくもありました。

昨今のトレンドでもあるAI、オートマタ。
とあるゲームやアニメで着想を得た機械獣。
右腕というダブルミーニングをテーマに、それらを加えて煮詰めて混ぜ混ぜした結果。

こんな物語ができあがりました。

思ったよりも長かったです。
まさか十五万文字もいくとは思いませんでした。
もしかしたら無駄な要素もあったのかもしれません。
それでも読んでいただいた方、ありがとうございます。

書きはじめたのは去年の九月でした。
その時はまだ言語モデルAIの話題は少なく、この物語を書く時も特に意識はしていませんでした。

しかし今年。
chatGPTを初めとするAIの発展が著しく、ある種産業革命に近いイノベーションが起こるだろう――いや、既に起きているかもしれませんが――と期待されています。
数年後には検索の時代は過ぎ、AIに聞くという時代になると考えています。

小説やシナリオ、ブログなどの作り方も変わるでしょう。
文章が書けない人でもアイディアさえあれば小説を書ける時代になるかもしれません。

もしかしたら今作で登場したオートマタのように会話したり最適解を出したり喧嘩したりすることもできるようになるかもしれません。

そんな時代では、AIにすら思いつかない、より革新的で斬新なアイディアが求められると思います。
取り残されないためにも我々書くのを趣味としている人もアップデートを重ねなくてはならなくなりそうです。

(正直めんどくさがり屋の僕にとってはかなり億劫で大変な作業ですが笑)

でも次はそういうのを試して書いてみるのもありかもしれませんね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
津多様をはじめ読者の方のPVやいいね、星、ツイートを見るたびにいつも励みとなっていました。
完結まで走り抜けたのは皆さまのおかげです。
またインプットを重ねて作者自身、AIのように学習を繰り返し、また新しい作品に挑戦しようと思います。

次回作を出したら、またよろしくお願いします。

最後に今後の励みとなりますので、よろしければ評価と感想、レビューのほどよろしくお願いいたします。
飛んで、泣いて、発狂して、喜びます。

ではまたどこかでお会いできれば。

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