小野　大介

　私がまだ幼い頃に祖母は亡くなりました。 　祖母の記憶はほとんどありません。幼かったからでしょうが、不思議と印象に残っていないのです。 　思い出そうとしても、浮かび上がるのは、ぼ…

子供の頃を想像すると、まれに「あれ……？」と首を傾げることがある。これは、そんな思い出の一つである。

ごく普通のOLである立花　麗子は、ある日、交通事故に巻き込まれ、気づけば目の前に立っていた不思議な少年から、こんな奇妙なことを言われてしまう。 「残念ですが、あなたはすでに亡く…

彼と彼女と、おしることクリスマスのお話。

　鈴の音が聞こえた気がして、彼は目を開けました。眠ったふりをしていたのです。 　毛布から抜け出してベッドを下り、ドアに近づいてそっと開けて、こっそりと廊下を覗いてみると、リビング…

これから皆さんに質問をします。 質問は全部で十問です。 いずれも直感でお答えください。

彼と彼女と夕陽とカボチャのお話。

人間の友達が欲しくて旅をする、とあるカカシのお話。

とある一家の朝を“音”で描いております。さぁ、耳を傾けて……。

悪の手に落ちようとしている教会を救うために、見習い神父の少年クリスが取った行動は、悪魔を召喚することだった……!? 見習い神父と不幸な悪魔のドタバタファンタジー!!

一枚の奇妙な絵をめぐる、奇妙な物語。

山に語りかけてはいけない……。 ※この物語は怪談です、苦手な方はご注意ください。

母が幼い頃に買ってもらったという豪華な雛人形。飾るときはいつも自分一人でするぐらい大切にしている。つまり宝物だ。それを私は、この後、母がいなくなった隙に壊してやろうと企んでいる。

連絡が途絶えてしまった、とある南極基地。 調査隊はそこでメッセージが書かれた伝票の束を見つけるのだが……。

玄関扉を開けると、デコボコとした真っ赤な壁があった。

門扉の前の道をいつもすれちがう男女と、それを眺める門番のお話。

これは私が実際に体験した話です。 ※この物語は怪談（ホラー）です、苦手な方はご注意ください。

会社の同僚と酒を飲み交わしていたときに、妙な告白をされた。 ※この物語は怪談です、苦手な方はご注意ください。

とある神社のお祭りに、へんてこなお面を売る屋台があった。

私がまだ幼かった頃、仲良くしていた子供の一人が失踪しました。 ※この物語は怪談（ホラー）です。苦手な方はご注意ください。

都市伝説のメリーさんには、サリーさんという妹がいるそうですよ……。

どうやら、あれは、全員を観ていたらしい……。 ※この物語は怪談です、苦手な方はご注意ください。

太古の昔に巨人が建造したとされる、巨大な都があった。 石によって築かれた、難攻不落の要塞だ。 今では遺跡と化したその都の最奥には、巨人たちが争ってでも守ろうとした、唯一無二の至宝…

ある森に、白い熊と黒い熊がいました。

高校の卒業式の終わりに、幼なじみの彼女から告白された彼は、家出を決意した。