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改めてパッチワークストリーズ、ご参加の皆様ありがとうございました!
大変だったとは思いますが、おかげさまで皆さん楽しんでいただけたのではないかと思っております。
で、今回の企画を踏まえて、また新しい参加型の企画が出来ないかと考えている最中です。
今回の反省点では全十二話の長丁場、そして結構込み入ったストーリー展開がネックだったかと思ってまして、次はもっと参加しやすいものをと考えております。
最初は自分の苦手な恋愛モノを中心に、疑問篇、回答編のような短編を考えておりました。そこで思い出しのが、ゆうけんさんの書く『恋愛想像力』という小説、シンプルな構成で物語そのものを読者に委ねるような作品で、こんなお題にしてみたいと相談を持ち掛けました。
雑談と言う形ですが、話を進めていく中で、さらに改良すべきところなんかも見つかりまして、そろそろ正式な企画として改めて皆さんにご相談し、ご意見伺えればとこのノートを書き始めました。(ゆうけんさんのノートで苦闘の後は見られます(笑))
今、固まりつつある構想では……
①ボリューム的にはショートショートの短いもの
大体お題と同じくらいの長さがいいかと。
②基本は一人称で、前半と後半でそれぞれ別視点で書く。
お題篇の前半と、回答編の後半の感じですね(モノノ怪クリニックのパターンですね)
③話数は設定せず、不定期連載。
思いついたときにネタのお題を投稿することで、私も回答者もプレッシャーがかかりません。
④お題のジャンルは特に定めない。複数用意する。
もちろんどんな結末にするかも、どんな物語にするかも自由です。
ということでまだムニャムニャ段階ですが、こんな形なら書きやすいとか、参加してみたいとか、ご意見ありましたらお気軽にお願いします。
参考までに例文を一つ。
お題はゆうけんさん作、回答編は私です。
『お題篇』
私の彼氏は優しい。
とても大らかで、どんな人にも親切なのだ。
そう。みんなに優しい彼。
私だけにーーーなんて言えないのは分かっている。
でも自然と言葉はそれを意識していた。
「ねぇ、最近あの子と仲良いね」
「そう? いつも通りだよ」
「ホントにホント!?」
私は念を押して尋ねた……
(ここまで)
『回答篇』
この質問よく聞いてくるよなぁ……
俺はテキパキと洗濯物をたたみながら、ちょっと微笑む。
ユウはソファに座り、身を守るようにギュッとクッションを抱いている。
なんかまた不安になってるみたいだ。でもそれはちょっと嬉しい質問である。
「不安になることないのに」
タオルをたたみ、シャツをたたみ、下着もたたむ。もちろん二人分だ。
「だって、見たんだもん。楽しそうに話しているとこ」
「あれはただの打ち合わせだよ」
ユウが心配しているのは加納さんのことだろう。
加納さんは俺の部下だ。頭はいいし、仕事もできるし、みんなからの評判もいい。
「ホントは加納さんのほうがお似合いなんじゃない?」
今度は頬まで膨らませ、何を妄想したのか不機嫌になってきている。
ついでに言えば加納さんは顔も綺麗だし、スタイルも抜群だ。
「そんなことないって」
俺はそういいながら、エプロンを外す。
同時にキッチンからはタイマーを知らせる音が鳴り、肉の焼けるいい匂いが流れ出してくる。
そこからは素早くテーブルセッティング。
ワインのグラスは二人分。
「さ、座って。今夜のディナーはオレ特性ローストビーフだよ」
ワインを注ぐとユウもテーブルにやってきた。
「これを食べられるのは、世界広しといえどもキミだけなんだから」
グラスを合わせた時には彼女はすっかり元通りだ。
(ここまで)
まだタイトルも決めてませんし、ホントにできるのかも分かりませんが、みんなで楽しめるものになるようでしたら、進めてみたいなと。
しかし、やらないこともありえる話ですので、シリアスになりすぎず、お気軽に!