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ガールズ・イン・トワイライト、人物紹介(第四話までのネタバレあり)

初めまして、あるいは一週間ぶりか、それとも二週間ぶりでしょうか。

こちらは第四話までの情報を踏まえた主要登場人物の紹介となります。

本文に記されたことのまとめなので、途中まで読んだけど一旦離れて間を置いてしまった、ということがありましたら、目を通していただけると読了の一助になるかもしれません。

人物紹介は完結後にもう一度、投稿する予定です。こちらは読了後の、ボーナストラックのような扱いになります。





























【キララ】

高校一年生、物語開始(プロローグ)の段階で十六歳。本名は草那(くさな)モトコ。

都市伝説や怪奇現象を主な話題とするチャンネルを運営しており、マイナーではあるが一定の視聴者数を獲得している。

また教導サオリ、向坂ユウコの二人とともに、夜の街で不可思議を視る会(夜不可視=よふかし)の活動も行っている。

両親の仲は良い、あまりにも良すぎて疎外感を覚えることもあるが、恵まれた環境であるという引け目からそのことを誰にも口に出せないでいた。その悩みにつけ込まれ、天邪鬼の口車に乗ってしまったことで第二話の騒動が発生した。

モトコが某有名SF漫画の主人公を意識してつけられた名前であることに嫌悪を抱いており、サオリとユウコには自分を本名のモトコではなく、キララというハンドルで呼んでもらっている。

第四話の最後で黒い少女に攫われる。


【向坂(こうさか)ユウコ】

高校二年生、物語開始の段階で十七歳。

喧嘩好きで面倒見がよく、世を外れた不良たちに信望が厚い。怪異の絡む暴力沙汰がきっかけで、夜不可視の三人目のメンバーになる。

怖いものが苦手なのに怪奇現象を求めるのは何が怖くて何が怖くないかを知ることで、自分の心を整理したいと考えているから。ユウコにとって心霊体験は一種のカウンセリングになっている。

喧嘩好きになった原因は父の虐待にあり、暴力の痕跡を隠すために不良を演じた。ユウコにとって幸運でも不運でもあったのは、彼女に暴力の才能があったことだ。

サオリと知り合って教導神社という駆け込み場所ができたこと、夜不可視という気晴らしができたことによって、かつてに比べれば精神は安定したが、物語開始の時点では何も解決しておらず、その心労は深いままだった。第三話で発生した虹髭事件を通して父と一定の和解を果たした。


【教導(きょうどう)サオリ】

高校二年生、物語開始の段階で十七歳。

霊能力者で、文武ともに人並み外れた才覚を発揮することができる。その力をもって現代の街で悪さをする人外を見張り、行き過ぎがあれば容赦なく懲らしめ、その界隈では畏怖の対象とされている。

とある事件がきっかけでキララと夜不可視を始め、第一話の騒動をきっかけとしてユウコも加わり、三人での活動となる。

口には出さないが、異能持ちとしての自分を受け入れてくれるキララやユウコとの活動に心地良さを感じている。

ユウコに恋心を抱いており、控えめなアプローチを続けているが、控えめすぎるのとユウコの自己肯定感の低さからその想いはまるで伝わっていない。


【夷伏丸(いぶしまる)】

三県をまたがる山々の伝承に端を発する天狗にして、語られるべき怪力乱神。自由自在に空を飛び、豪快な炎術を得意とし、それでいて繊細な判断もできる。天狗らしい鼻を高くした発言も散見されるが、その見識は確かである。

かつてサオリの祖父と良い仲になるが、生き方の相違により一度は手を引いた。だが諦めたわけではなく、サオリの祖父を堂々とさらう機会をずっとうかがっていた。隠居を好機と見て遂に行動を起こし、天邪鬼を利用して一騎打ちの舞台を整えようとしたが、彼は正体不明の怪異に憑かれており、お山に連れ帰ることができない状態となっていた。

天邪鬼が起こした騒動ののち、夷伏丸は怪異の調査をするため教導神社の居候となり、サオリを徹底的に鍛え始めた。怪異を退治するための戦力とすること、祖父をお山にさらっても一人でやっていけるようにとの配慮を兼ねてのことである。

ユウコを鍛え始めたのは使い捨ての盾にするためだったが、虹髭戦での活躍を見て考えを改めた。

現代文明には完全に適応している。自分のことをイブと呼ばせているのもその一環。


【石硯(いすずり)ヒナタ&石硯(いすずり)ヒカゲ】

キララのクラスメイトで双子の姉妹。

二人してキララを溺愛しており、ユウコやサオリはキララをかどわかす悪い先輩と判断して、ことあるごとに邪険な態度を取る。

キララはそんな二人を友人として愛し、ときには宥め、まるでサイズの大きい犬を二匹飼ってるようだなと思っている。

その正体は一対の守護者、世間一般に狛犬と呼ばれる妖獣で、本来は霊験あらたかな寺社仏閣を護るものだが、ヒナタとヒカゲはキララを護る役目を己に課した。

生まれて間もない(十数年程度)ため、妖怪としての力はさほど強くないが、護る者としての自覚は高い。ただ、そのために役割を上手く果たせないとアイデンティティを揺らがせる不安定な一面もある。


【鏡(かがみ)キョウカ】

サオリとユウコのクラスメイトであり、いつも教室の隅で本を読んでいる。物静かで独特の雰囲気を放っており、クラスの女子は基本的に誰も構おうとしない。

サオリとユウコもいつもは距離を置いているが、グループでの行動が必要になったときはキョウカを誘い、過度に孤立しないよう気をつけている。

文芸部の部長でインドア派に見えるが、ユウコの喧嘩を観戦して興奮するような一面もある。

その正体は読心術師の妖怪、いわゆる覚と呼ばれているものであり、雑多な心を嫌う同族と違い、雑多で複合的な感情を好み、日々様々な心を味わう享楽的な生活を営んでいる。

人の心を佳く味わうがゆえ、人の味方である。

キョウカは漢字で鏡花と書く。名前は物事を区別する記号としか考えていないということだ。


【おじいちゃん(じっちゃん)】

サオリの育ての親。齢九十を間近にしてなお盛んに見えたが、転倒によって足にヒビが入り入院。その翌日に病院内で徘徊騒ぎを起こし、怪我が悪化。退院は未定となっている。

夷伏丸に求婚された過去を持つ。まんざらでもなかったようだが、大切な神社のために想いを諦めた。彼に取って教導の社は一生をかけて守り、育む必要のある場所だったからだ。稀代の退魔師であり、高位の天狗すら打ち負かすほどの力を持っている。

その類稀な力により戦禍の記憶を、被災者の無念を己の心に焼き付けてしまい、黒い靄の怪異を生み出してしまう。その力は彼自身にすら制御できないものだった。


【ハナコ】

キララたちが通う学校に憑いているトイレの怪異で、トイレの花子さんと呼ばれる都市伝説の原型の一つ。

その正体は空襲で焼かれた少女の魂が、厠神の眷属として見出されたもの。生前から強い霊感を持つ彼女は死してなお力のある魂として現世に残り、成仏が叶わなかった。そのことを哀れに思った先代が彼女に神の眷属の座という慈悲を与えた。

厠神の力を継いだ彼女は世界を燃やす怪異となりつつあったサオリの祖父の心と記憶をその力によって封じ、記憶を取り戻す鍵となるような知識をたった一人で堰き止め続けてきた。

だがサオリの祖父の老化による衰え、黒い少女が仕掛けた様々な奸計により、その封は急速に解かれつつある。


【黒い少女】

黒い靄を操る謎の子供。サオリの祖父の心をハナコの封印から解放するため、バレンタインを利用した奸計を実行に移す。

七不思議の八番目という謎をキララにもたらしたのも黒い少女である。謎を集めてその意味するところを解かせることでサオリの祖父に施された封印に穴を開けようとした。その目論見は成功し、力の一端が解き放たれ、後の騒動へと話が続いていった。

その謎は一部再利用され、黒い少女の増悪という結果を生んだ。

また、第三話に登場した虹髭を生んだのも彼女である。

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