このたびはガールズ・イン・トワイライトを目にとめていただき、ありがとうございます。
こちらでは本編に入れることのできない主要登場人物の紹介を行います。
若干のネタバレがありますので、見たくない方がいましたらここで引き返してください。本編既読の方、ネタバレしても問題ないということであれば、先に進んでください。
なお、人物紹介は三話目と四話目の終了時、そして完結後にも投稿する予定です。
【キララ】
高校一年生、物語開始(プロローグ)の段階で十六歳。本名は草那(くさな)モトコ。
都市伝説や怪奇現象を主な話題とするチャンネルを運営しており、マイナーではあるが一定の視聴者数を獲得している。
また教導サオリ、向坂ユウコの二人とともに、夜の街で不可思議を視る会(夜不可視=よふかし)の活動も行っている。
両親の仲は良い、あまりにも良すぎて疎外感を覚えることもあるが、恵まれた環境であるという引け目からそのことを誰にも口に出せないでいた。その悩みにつけ込まれ、天邪鬼の口車に乗ってしまったことで第二話の騒動が発生した。
モトコが某有名SF漫画の主人公を意識してつけられた名前であることに嫌悪を抱いており、サオリとユウコには自分を本名のモトコではなく、キララというハンドルで呼んでもらっている。
【向坂(こうさか)ユウコ】
高校二年生、物語開始の段階で十七歳。
喧嘩好きで面倒見がよく、世を外れた不良たちに信望が厚い。怪異の絡む暴力沙汰がきっかけで、夜不可視の三人目のメンバーになる。
怖いものが苦手なのに怪奇現象を求めるのは何が怖くて何が怖くないかを知ることで、自分の心を整理したいと考えているから。ユウコにとって心霊体験は一種のカウンセリングになっている。
【教導(きょうどう)サオリ】
高校二年生、物語開始の段階で十七歳。
霊能力者で、文武ともに人並み外れた才覚を発揮することができる。その力をもって現代の街で悪さをする人外を見張り、行き過ぎがあれば容赦なく懲らしめ、その界隈では畏怖の対象とされている。
とある事件がきっかけでキララと夜不可視を始め、第一話の騒動をきっかけとしてユウコも加わり、三人での活動となる。
口には出さないが、異能持ちとしての自分を受け入れてくれるキララやユウコとの活動に心地良さを感じている。
【ヒナタ&ヒカゲ】
キララのクラスメイトで双子の姉妹。
二人してキララを溺愛しており、ユウコやサオリはキララをかどわかす悪い先輩と判断して、ことあるごとに邪険な態度を取る。
キララはそんな二人を友人として愛し、ときには宥め、まるでサイズの大きい犬を二匹飼ってるようだなと思っている。
【キョウカ】
サオリとユウコのクラスメイトであり、いつも教室の隅で本を読んでいる。物静かで独特の雰囲気を放っており、クラスの女子は基本的に誰も構おうとしない。
サオリとユウコもいつもは距離を置いているが、グループでの行動が必要になったときはキョウカを誘い、過度に孤立しないよう気をつけている。
文芸部の部長でインドア派に見えるが、ユウコの喧嘩を観戦して興奮するような一面もある。
【おじいちゃん(じっちゃん)】
サオリの育ての親。齢九十を間近にしてなお盛んに見えたが、転倒によって足にヒビが入り入院。その翌日に病院内で徘徊騒ぎを起こし、怪我が悪化。退院は未定となっている。
夷伏丸と名乗る美貌の女天狗に求婚された過去を持つ。