久し振りにレビュー書いたら1日で削除された件。
概ね褒めており、記載した批判箇所についても、恐らくは作者の意図的なミスリード狙いではないか?という論調で進め、結びにはそれがいつか開示されるであろう時が楽しみである…といった〆のレビューだったのですが…。
カクヨム的には「誹謗中傷じゃなくても批判も指摘も駄目。というか全文褒めろ」だそうで、そうなると★1評価してる人も実質批判してる扱いなのでは…?とどう書きゃ良いのか少々困惑中。
"公式カクヨムレビュワー"の方々のレビューを偶に読みますが、彼らのはレビューでも何でもなく、"ヨイショ込み粗筋紹介"なため、「結局貴方は本作をどう評価するの?」が欠落している状態。
なので今後レビュー書くには、褒める語句少なめ→★1、多め→★3と、レビュー閲覧者側に(察してくれ)な書き方をするしか無いかもしれない。これは結構難しい…。
以下、クリップボードに残っていた物をコピペ。
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タイトル:災悪のアヴァロン
作者:鳴沢明人
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評価:★2
件名:
面白いか?と聞かれたら"面白い"と答え、オススメかと云うと"人を選ぶ"傑作
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本文:
リアル生活の方でプレイしていたMMORPGっぽい(?)世界のmobキャラに転生ではなく憑依してしまった、本作主人公。
作者さんの高い文章力、そしてストーリーテリングにより更新通知が来ると直ぐに次話を読みたいと思わせてくれる。
コミック化もしており、商業としても成功するのも当然かと思います。
難点としては、各設定や伏線を考察する勢には向いてないかな、と。
場面転換や視点変更が話の途中で頻繁に発生し、ぶつ切りのまま放置されてる情報・エピソードが多々あり。最早読者の誰も全容を把握してないと思う。ただ、この話の途中でのぶつ切り場面変更&視点変更は、多くの読者から不満があがり、2023.09現在ではだいぶ控えめになったように思います。
また、読者への情報開示が乏しく、作中での主人公達の意思決定を行った裏付けとなる世界の設定やゲームのネタバレが基本的に為されません。よって、各キャラクターが「何でその行動をとったのか?」が不明のままとなり、読者に困惑を齎しています。
それらが積み重なり、一番顕著な本作主人公である"颯太"は言動不一致な人物となってしまいました。憑依先のブタオ本来の人格である"颯太"も消滅しておらず、時折主人公の中の人の行動に影響を与えてきており、これも今後の展開にどう関わってくるのかが気になる所です。
レビュー冒頭で"MMORPGっぽい(?)世界"と書きました。
しかし、まだハッキリしてません。
ゲーム世界に入り込んだのか、ゲーム世界に似た異世界なのか、ベースとしてはいるが別モノなのか。
ここはゲーム世界と割り切り他者をNPC扱いする者、そうでない者、表向き発言とは行動が異なる者…。複数の外部からの流入者がおり、それぞれ思惑、認識が異なります。
また、世界を案じる割に、颯太の中の人はゲーム内では好き勝手やってた有名な厄介PKerです。特段、心を入れ替えるようなエピソードも挟んでません。地の文の彼の独白も考察が浅く、決めつけて考えていたり、自己矛盾を起こしていたりと言動不一致な人物です。
ただ、下手な作者がプロット纏めておらず矛盾も無視して好きに書いてる…ようにも思えないんですよね。意図的におかしな点を散りばめてる様な…。ここが本作から私が離れられない所。
個人的にはこのまま終わらず、主人公自身が大きく動き、読者の予想をも裏切ってくるのではないかと期待しています。
…何ですかね。リゼロが本編開始から長いこと主人公叩かれまくってて、それでもヘタレのままで、強くなるわけでもないけど、弱いままの自分を認めて前を漸く向いた時のような、あの時のカタルシスを求めてるのかなぁ私は。