現在会社員でまもなく住職につく予定の男(30)は、田舎に引っ越すため自動車免許を取らなければならなくなる。
男は寺族。今の住職が高齢であり、他兄弟も跡継ぎを拒み、男に白羽の矢が立ったのだ。
男は昔から穏やかで何事にも従順な性格だった。相手の気持ちに合わせてしまうのだ。
実は子供時代に親の車が事故ってから車が怖い。それでこの年まで免許をとってない。
そんな事情があるのだが、現住職に早く免許取れと圧をかけられ渋々教習所に通うことに。
しかし通い出すとパワハラインストラクターおやじにいじめられ、色々な我慢が飽和状態になりついにおかしくなってくる男。
男とともにパワセクハラを受けるトロイ女をかばったことからインストからさらに目をつけられ、ついには爆発する男。
最終的にはなんかインストラクターを殺してしまって、なんかバレないラストに。
利他のため、と生きてきた男はいい子ぶって実はキツかった。それがインストと出会って隠し通せなくなったという話し。
男の罪はなんかバレずにすみ、穏やかなアルカイックスマイルで仏教を布教する日々が始まる。そのほうが魂的には辛いから。墓場まで罪を隠しとおすほうが地獄だからこそばれない。
利他のためだけに生きるのは違う!それが私の言いたいこと