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大切な人

簡単に言ってしまえば、私はあの人のことが大好きだったけど、あの人にとっての私はただの暇つぶしの相手、程度だったんでしょう。あの人はどういう気持ちで、私の話を聞いていたのかな。私のネガティブな性格を受け入れてくれてるなんて、勝手にそんなことを思っていたけど、きっと違うんでしょうね。あの人が本当はどう思っていたかなんて今となっては分かりません。まず、私のことなんて何も考えてなかったのかもしれません。ですがあの人のかけてくれた言葉が嘘だとしても、私が勇気づけられたこと、たくさん励まされたのは事実です。あの人がいるだけで生きることが楽しく、あの人の存在が私の救いでした。話せた半年間は、どんな結末だとしても必要な時間でした。あの時はあの人の存在が必要だったけど、今わたしは1人でも生きています。あの人に傷つられたからって、私はこれからも誰かのことを好きになるし、あの人以上に愛せる人を見つけていくのです。あの人に傷つけられたからもう人を好きになれない、なんてことはないのです。私はあなたを言い訳にして恋や愛を諦めたりはしない。あっけない終わり方でしたが、感謝してることはたくさんあります。素敵なうたを教えてくれてありがとう。私の好きなうたを一緒に聞いてくれてありがとう。私の悩みを否定することなく聞いてくれてありがとう。私に好きという気持ちを教えてくれてありがとう。人を好きになることの尊さを、あの人のおかげで知ることが出来ました。やはり、私たちは出会うべくして出会ったのだと日々実感します。結末は関係なく、出会ったこと自体に意味があるのだと。辛い時、あの人の言葉に励まされるのです。あの人のおかげで、乗り越えられる現実がある。2人で幸せにはなれなかったけれど、私はずっと、あの人の幸せを願ってる。どうか、元気で、幸せに生きていてね。

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