高宮零司

　日米開戦前夜の地球へ、突如異世界から転移してきた魔法王国「ルフト・バーン王国」と、孤立の道を歩んでいた大日本帝国は同盟を締結した。 　王国出現と時を同じくして現れた謎の敵対的生…

　昭和初期のある日、骨董好きの軍人の男の元を訪れた妙齢の女骨董商。 　彼女が持ち掛けたのは第六感――「千里眼」を授けるという伝説のある、一振りの小太刀。 　軍人の男はその小太刀に…

「ぼく」はとあるスマホゲームの開発会社に勤務する平凡なサラリーマン。 そんな彼には仕事では完璧超人だけど、私生活ではちょっと抜けたところのある美人の「おくさん」がいる。 二人は時…

国際連盟軍が総力を挙げて行ったベトナム、テトに出現した巨大ネスト「イスカリオテ」攻略作戦、「アイアン・ガントレット」作戦は無残な敗北に終わった。 であるならば、その敗北を糊塗せね…

戦車部隊への改編が済んだばかりの不運な第七師団が放り込まれる地獄とは。 装甲歩兵普及前のBUG戦闘を描く、「装甲歩兵戦記」前夜譚。

もし豊臣家が幕府を開いていたら？ もし日本がハワイ王国から真珠湾を租借していたら？ もしアメリカが日本人によって開拓されていたら？ そんな歴史のＩＦ―もしもから始まる、掌編小説作…

冬場でやることがない将兵たちが暇をつぶすためにやることと言えば？ 「装甲歩兵戦記」の登場人物が織りなす前日譚。

寂しい独身中年サラリーマン、多喜田さんが深夜の散歩で出会ったものとは。 一人なら嬉しいが、物事には限度があるようで。 日常に浸食する怪異を描く読み切り短編。

宇宙一可愛いぼくのおくさんの話 の我那覇香に関するエピソードです。

選ばれた者にしか入る事の出来ない奇妙な本屋。 ただ一冊の本しか売っていないその本屋には、その書店に訪れた者の名前が表題となった本があるという。 その本を読んだ者は「この世に生まれ…

カクヨムは課金要素なし？いや課金すると、もっと快適になりますぜ旦那、というお話です（カク側のおはなしです）。 キーボードにノートパソコン、あげくはハイレゾプレーヤーにワイヤレスヘ…

ネット小説は自由な荒野だ。 テンプレに頼ろうとも、長文タイトルでアピールしようと、あえてテンプレから外れた獣道を行くのもすべて自由。 野望を抱いて筆を取る書き手と、読み専が交わる…

日ノ本の戦国大名島津家の英雄、島津豊久の血を引く布哇（はわい）育ちの少年、島津武尚。彼は米洲島津家の次男として生まれながら、豊臣幕府の敷いた法によって布哇の守護大名である筒井家に…

御年８８歳の元自衛隊員、そして現役の伝説級マタギであるおじいちゃん、桂敬史郎。 狩猟を生業とした穏やかな日々を一変させたのは突如隣国のウーラナ共和国に侵攻を開始したロージナ帝国だ…

ー平成３２年、「『令和』が訪れなかった世界」、二度目の東京オリンピック前夜の日本。後に「時震（ＴＱ）」と呼ばれることになる現象は１９４２年７月に「日本列島」を丸ごとタイムスリ…

自衛隊から国防軍へと移り変わるなか、ソロモンから硫黄島へ転戦する狙撃兵コンビ。 アメリカ軍空母の高射兵が振り返る日本軍との攻防。 「二度目の大東亜戦争」に立ち向かう兵士たちのビタ…