火車の樫屋 "ライン越え⑤"更新

お疲れ様です。

火車の樫屋のライン越え⑤を公開しました。これをもちまして、ライン越え編は完結になります。

個人的に書きたかったのは、"肩ひじが張らない日常の中の異能力ミステリー"でした。奇怪な人物を軸にしてまわり、その人物の本当の正体、またその思惑をアバくという、ロジックを重視した物語でした。
妖怪や怪異ですと存在意義が行動に顕れるのですが、人間だとそうもいかなくて、目的を達成するために遠回りも選ぶのも普通にあり得る行動です。何事においても最短距離が最適解ではありませんし。アーケードという人間の営みが見えやすい場での人間の思惑を書きたかったのです。そんな話を書くためにランという人物を登場させました。

ここで書いてしまいますが、このランという人物は相当一筋縄ではいかない女性です。あらゆる意味で"受けるヒロイン"というくくりから外しに外しまくっている女性です。彼女の性質を見た人からすれば、発達障害であるADHDやALDの複合型ともいえるかもしれません。でもそういう人がいても私はいいと思うんです。"おれ"氏はそう言った障害を持っておらずぶっきらぼうに接してしまい、最後は彼女のラインを越えてしまったワケですが、いずれ仲直りのタイミングが来るんじゃないかなぁと思ってます。

とはいえ、個人的にはこのエピソードの自己評価は60点ぐらいかなと思います。軽石返しは90点なので、大変難産でした。もっとシンプルなエピソードを書きたいです。ですがエピソード更新中はPVがビタ1つ動かなかったので、個人的に楽しむ話として書いているだけなのですけどね。自己評価が幾らであっても、他者に見られなければ問題はないという。寂しい話ですね。"小説家になろう"に移行しようかしらん。

以上の件につきまして、よろしくお願いします。

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